過去の修理事例を載せておきます。
当ブログを見てくださった方からのご依頼でした。
修理に出すならブログ等で修理の様子を載せている所に依頼したいと思っていたそうです。
どんな直し方をしているのか途中の過程を知った上で決めたいとお考えだったのだと思います。
この地域だとブログ書いてるのは私だけですし、必然的に当店へとお越しくださいました。
ヘコミと言うよりはプレスラインを押し込まれ、ドアが潰れているという表現の方が合っているかもしれません。
お客様の大半はココの傷のある箇所に注視してしまいますが、私達修理をする側はもっと広い範囲を見て判断しています。
ドアのヘコミは15㎝~20㎝位に見えますが、実際はもっと広範囲で歪みが出ています。
写真だとわかり難いですが印のある範囲にまで歪がありますので、
「板金修理ではなくドアは交換です。」
と言われてもなんらおかしくはありません。
幸いにも当たり方としては良かった方で、私なら板金修理も可能と判断し、
お見積もりは新品ドアに交換の場合と板金修理した場合、そしてリサイクル品のドアに交換した場合でご提案。
リサイクル品は探してみて同色が見つからなかった場合は選択肢として外してもらうことを了承して頂いてお車をお預かりしました。
リサイクル品は探してみてあったにはあったのですが、リサイクル業者さんからの情報では水没車から外したドアとの事。
ただ見つかったのはその1点だけ。
お客様にもその点をお話て相談した結果、板金修理で直す事になりました。
さすがに水没車から外した部品だと不安ですよね。
というわけで、板金修理。
ドアの下のステップ部分も板金です。
これでも板金範囲はなるべく狭くしたいと頑張りましたが、15㎝や20㎝では収まらないですよね。
パテ処理でさらに歪を抜いて、
下地のサフェーサー塗装。
ロッカーパネルはチッピング塗装も行います。
少しでも費用を抑えたいご希望でしたので隣接パネルの塗装まで行わずブロック塗装。
ドアを交換する際や、板金修理でもパネルの端部までの修理ですと、その隣のパネルまで色を入れて塗装を行うのが標準作業です。
そうしなければ基本的に色が合いません。
色によってはその色の違いがわかり易い色と、わかり難い色があります。
基本的に明るい色は色の違いがわかってしまうのですが、今回のように色の濃い暗い色はそれがあまり目立ちません。
パールやメタリックが入っていると日の光が当たった時にやはり違いは出ますが、日陰や暗い所ではほぼわかりません。
磨きも終わって修理完了です。
プレスラインもしっかり出ていますし、映り込みを見てもほとんど歪が無い様に修理出来ました。
工場の外に出して確認してもバッチリです!
お客様には大変満足して頂けました。
ドアを新品に交換した場合だと15万位は掛かってしまいます。
板金修理だと10万円ちょっとの修理代を頂きました。
最初にお客様にもお伝えしたですが、
費用を抑えたい、安く直してもらいたいのはみなさん同じでわかります。
15万が10万円で修理出来るのなら安いと感じてもらえるのなら修理出来ます。
しかし、10万円が高いと言われてしまうと私は何も出来ません。
お引き渡しの時にお客様から、
「新品のドアに交換しなくてもこれだけ奇麗に直れば十分!安く直って良かった!」
とおっしゃって頂けました。
嬉しいお言葉ありがとうございました。
修理を私にお任せ頂きありがとうございました。
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