営業時間外のプライベートの時間にちょっとずつ進めるつもりが、あまりにも入庫量が少なく暇な為に予想外に進んでしまいました。（汗）
バラバラに切断して分割したバンパーが形になりましたよ。
これが・・・。
こうなりました。
結局は５分割して、さらにコーナー部分の位置合わせの為にカットしてつなげたり。
FRP製だからなんとか形に出来たものの大変でした。
しかし、営業時間内にこんな事していましたのでもはやプライベートな作業じゃ無くなってしまった。
その他ににもキーシリンダーを全て交換したり・・・。
この車は一つだけじゃなく、ドア３枚分の３つのキーシリンダーがマイナスドライバーみたいな物でこじられている始末。
ここにおいては内張り外してみたら、なんとボンドで固定されているし・・・。
鍵は一つに統一したかったのでハンドルの所のメインシリンダーも含めて全て交換しました。
予算は抑えたかったので中古品を使いましたが、ここでも想定外の出費。
現車確認して買わなかったのも良くないにしろ、「現車確認しない方が悪いから。」で出品車両の状態の説明に記載されていないのも困ったもんです。
それはそれで困った事なんですが、板金塗装の仕事量も年々減ってきているようでそっちの方が切実に危機感を感じます。
あるところの情報によりますと、この商圏では無く別の地域のお話しですが２軒程板金塗装工場が廃業するそうです。
廃業の理由はそのまんま。
仕事量が激減し、入庫車両がゼロという状態が続いた為だそうです。
厳しい現実ですね。
全国的に考えれば廃業を余儀なくされる所はもっと多いはず。
仕事が有る所と無い所の差が激しい様です。
仕事を取るのが上手い板金塗装工場は自社では修理出来ないとしても引き受けるだけ受けて外注しているケースもありますし、やはりお客様から選ばれる工場・店舗にならない限り仕事の確保も難しいかと思います。
ただ選ばれるという事自体も難しく、修理に出す所を選ぼうとする人がまだ少ない。
車を買った所へお任せ、保険会社の勧める指定工場へ言われるがままに・・・。
というユーザーさんが大半ですので、そもそも検討される余地も無い。
下請けでの裏方仕事でやってきたこの業界のイメージはなかなか変えられないのかもしれません。
現に、当店の目の前やすぐ近くで事故が起こった時にうちに修理依頼をされた方は一人もいらっしゃいませんから。
ある日は１０メートル車を動かせば修理出来る工場があるのにそこからレッカー車で運ばれていき、またある日は朝方事故に遭ってしまった車が当店の敷地内に入っておりましたが、その方は車を買ったディーラーに電話をし、営業担当者とレッカー車が来てうちの駐車場内で車を積込み運ばれていきました。
なんだか悲しいですよね。
ここで直せるのに・・・。
でもそれが変えられない現実。
私も事故に遭ってしまった方の協力はしますが、そこで営業トークはしませんし。
ケガを治せる病院の前でケガをしたら、そこから救急車で違う病院へ搬送されるって事はあまり無いとことだと思いますが、車の場合はそうでは無い。
廃業を決断しなければならなかったというお話を聞いてすごく自分も考えさせられました。
オートガレージニーズがもっと選ばれる存在にならなければ・・・。
なんだか暗い話しになっちゃいましたね。
そんな悩んだり、苦しんでいる中、うちを選んでくれたお客様に嬉しい言葉を掛けてもらえるとそれが励みとなり、私のパワーとなります。
今年の冬は例年以上に暖かく雪も降らない傾向ですので、そろそろ春先に向けて傷んだ所を修理しませんか？
ご依頼お待ちしております！
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