最後の方にホームページのリンクを貼っていますが、いつも私の記事が長いので途中で読み疲れた方向けに最初にリンク貼っておきます!(笑)
ホンダ フリードの修理のご依頼でした。
写真はスライドドアを取外したところからしかありませんが、損傷の状況はこんな具合です。
この箇所の修理はやはり多いですね。
スポイラーは新品に取替えとさせて頂きました。
リヤバンパーにも損傷がありまして、バンパーを固定する部分も変形していました。
スライドドアは端部が曲がり、裏側まで板金しなければならない状態でしたので新品部品に取替えでのご提案です。
中古部品を使用する選択肢もあるのですが、パワースライドドアの中古の値段は結構高いのです。
中古のドアにはドアパネル以外にも、ガラスやパワーウィンドウモーター・レギュレター、そしてパワースライドドアのモーターなど中身が全て付属されての値段ですので、程度の良い物を探すと新品のドアに取替えるのとあまり変わらなくなってしまう事もあります。
お車や中古部品の在庫状況などにより、判断が難しいところでもあります。(>_<)
ちょっと話は変わり、ドアを載せてあるスタンドですが非常に重宝しています。(^∇^)
これを使うと一人でドアが外せるのです。
これが無かった時は助手(嫁さん)と二人で脱着作業をしていたのですが、ワンボックスのパワースライドドアは重くて大変でした。
中身が全て入った中古のドアを二人で取付けようとした際に、傷を付けてしまいそうでこれではこの先危ないなと思ってこのスタンドを買う事に決めました。
本来は安全に行うには三人掛かりで脱着作業をしなければならないのに、支えてもらえるのが嫁さんだと無理。
重たいドアを持ちながら位置合わせやボルトを締めるのは、バランスをとるのが難しいんですよ。
スタンドは良いお値段したんですが、このお蔭で一人で安定して出来る様になったし、取付けるまでずっと同じ高さにしておけば取付けも楽ちんになりました。
ドア形状によっては、ちょっとだけ助手にサポートしてもらっていますが・・・。
私の知っている板金塗装屋さんも、一人でやっているのでこのスタンド使っているんですよ。
というか、私が真似して買いました。(;^_^A
話しが脱線しましたので元に戻って作業の続きです。
板金後に新品ドアを取付けて建付けの確認。
確認無しで進めても、最終的に合っていなければやり直しになってしまうので絶対必要な作業です。
この時にもパワースライドドアの機構をいったん組み付けて行います。
その後にパテで処理して歪みを取ります。
下地のサフェーサーの塗装。
フロントのドアは色合わせの為にボカシ塗装をするのですが、色を入れるところにヘコミがありましたのでついでに板金しました。
他の部分にもいくつか傷やヘコミがあったのですが、そこも修理すると塗装範囲も広がりますし費用も掛かってしまいますので、そこについてはお客様と相談の上我慢して頂くことになりました。
ボカシのパネルの傷やヘコミは、どの道塗装をするので一緒に修理を希望される方もいれば、そこは結構ですと我慢して頂く方もいらっしゃいまして人それぞれですね。
私はお客様が選択される事ですのでどちらでも構わないのですが、重要なのはそこに傷やヘコミがあったことを確認して頂く事です。
気付いていらっしゃらない方もいますので、まずは伝えておくという事です。
車を預ける前にはそんな所に傷やヘコミは無かったはずだと言われても困りますし、言ってもらえれればついでにお願いしたのにと言われても申し訳無いですから。
たまに見積り時にお車が汚れていて気付けなかったりすることもあるのですが、なるべく周辺部分も見逃さないように気を使って見るようにはしています。
リヤバンパーは変形していましたが、修理で対応させて頂きました。
塗装する前のマスキングが終わったところ。
このサイズでしたらギリギリ入りますので、スライドドアは取り外し状態で一度に塗装を行います。
塗装後。
リヤバンパーは別で塗装しました。
塗装まで終わればあと少し。
部品を色々と組み付けていき、修理完了です。
こちらのお客様も女性の方で、見積り時はお一人でご来店。
代車の空きもありましたのでそのままお預かりとなりました。
女性の来店率も増えてきましたね。(^∇^)
お引渡し時は旦那さんも一緒にご来店されました。
私がこのブログに載せた写真などを見せながら作業を確認してもらっていると、旦那さんも専門的なお仕事をされているようで作業するにあたっての思いなどをわかって頂けたようで嬉しかったです。
別のお仕事をされていても似たような部分はあるみたいで、お互いに共通する部分は、
「その仕事の専門家として自分が良いと思うことをしてあげたい。」というところですかね。
それが例え表面的には見えない部分でも。
私の場合はこういったところです。
新品のドアにはサフェーサーを塗装する。
下地など見えなくなってしまう部分ですが、長い目でみれば下地を塗装しないよりはした方が良いですから。
ここを省いている板金塗装屋さんは多い様ですが、なぜ省くかは色々な理由があり過ぎて別の記事にしないと書ききれないので私はその説明を省きます。
そして、割れてしまったシーリング箇所を再シーリング。
ここもバンパーを取付ければ見えなくなってしまいますが、何の為にシーリングがされているのか?を考えれば割れたままにはしておけませんよね。
どうせ見えない所だからわからないでしょ。だからやらなくても良いんだよというのはやらない理由にはならないんじゃないかな~。
やった事を気付いてもらえないからやらないのだったら、気付いてもらえるようにしたら良いと思うし。
おおかたメンドクサイが理由なんだよね。
そういう所は技術も設備も関係ないです。
気持ちの問題。
旦那さんの仕事の事も聞かせてもらって、お互いうなずけるような
「あ~、その気持ちわかる~。」ってところがありまして盛り上がりました。
わかってもらえる人に聞いてもらえて嬉しかったな~。o(^-^)o
こんな事があったりするから直接来店してくださるお客様の修理をするのは良いもんなんですよ。
この度は当店をご利用いただきましてありがとうございました。m(_ _ )m
さてさて、お預かりの修理の方も空いてきてしまいました。
連休明けからのご予約は1台入っていますが、このまま暇になっては困ります。(;^_^A
代車も空きがありますので、ただいま即日入庫可能です。
板金修理等お考えのお客様はぜひご相談ください。
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