あっと言う間に月末になってしまいました。
お蔭様で今月はなんとか売上目標に届きそうな感じ。o(^-^)o
お盆休みもありましたが、なんだかんだでほとんど作業してましたからね。(;^_^A
その代りに、ブログの方はほとんど更新出来ずってところです。m(_ _ )m
本日の塗装。
ドア一枚の中でボカシ塗装です。
調色にも時間が掛かりましたし、塗装の際もかなり慎重になりました。
ボカシが上手くいかなければ両サイドのパネルまで塗装範囲を広げて塗り直さないといけなくなりますからね・・・。(ﾟ＿ﾟi)
いつも塗装の時は一球入魂ではないですが、一塗入魂です。
魂込めて塗ってます。
なので塗装が終わると力尽きた様な状態でもあり、塗り終わったという安心感も湧いています。（＾∇＾）
次の作業がありますので休んではいられないですけどね～。
ドアの塗装ですが、修理代金を抑えたい、安く直して欲しいとの要望でしたら部品の脱着を行わずにマスキングをして塗装をするという方法があります。
フロントドアでしたら３点が主な所ですかね。
ドアのモール。
アウターハンドル。
ドアミラー。
こんなところではないでしょうか。
部品を外さずにテープなどで覆い隠す事によって塗料の付着を防ぎます。
修理代が安く上がると言うのがメリットならばデメリットもある訳で・・・。
例えばアウターハンドルを例に挙げれば、
下地の処理として隙間の奥まで足付けが行き届かないので塗膜の剥れの恐れがある。
隙間からホコリが舞い上がる可能性がある。
ハンドルの陰になる部分はクリヤーの塗料を均等に吹きつける事が出来ずに、塗膜が薄かったり表面が荒れる。
などがありますね。
安くと言っても理由がある訳ですので、その辺りのデメリットまで理解して頂いて上でその方法を選んで頂ければ良いかと思います。
今回の修理は安く直して欲しいとの要望ではありませんし、元の状態に戻すことを目的としていますので部品は脱着させて頂きまして塗装をしました。
塗装の品質が良いのがメリットならば、費用が掛かってしまうのがデメリットにあたるのかもしれません。
対物の賠償に伴う修理や車両保険での修理は元の状態に戻す事を前提に考えていますのでほぼ部品は取外しますが、実費での修理での場合ではお客様に選択権があると思いますので選んで頂いています。
こちら側で決める事は有りませんので、メリット・デメリットをご理解して頂いた上でお選び頂きまして打ち合わせの通りに作業を行います。
まず、当店が提示する見積りは部品などの脱着を含めたしっかり直すを前提に考えたお見積りです。
その見積りを基準として、安くをお求めであればその方法と金額の違いをご提案致します。
方法論として、初めに部品の脱着を省いた安い見積りを提示しておいて「部品を外したらプラス〇〇円でもっと綺麗に修理が出来ますよ。」と言う加算方式の方法もあると思いますが、当店では修理作業においてはそれを行ってはいません。
ドレスアップやカスタマイズに伴う作業においては追及しだすと限が無い場合がありますので、そういった作業に対してはオプション作業として加算方式の場合もあります。σ(^_^;)
先日とっても嬉しい事がありました。o(〃＾▽＾〃)o
見積りに来店して下さったお客様は「検討します。」とおっしゃられて帰られたので、私の中では検討しますはやっぱりお断りなのかな～って思っていたんですが、後日当店に修理の依頼を頂きました。
本当に「戻ってきてくれてありがと～。」って感じでしたよ。
裏話をするとですね、
他の工場さんでも見積りをされてから来られたみたいなんですよ。
私が見積りを提示する前に他の工場さんでの見積りの金額を聞きました。
聞いたからからと言ってそれに合わせて私は見積りは作りませんので、当店でのやり方で見積りを金額を出してみたんですよね。
そしたら当店の方が高かったので、バカ正直な私は「うちの見積りの方が高くなっちゃいました～。」って言いました。(;^_^A
私の提示した見積りは２パターン。
ドアを新品取替えにする方法と鈑金修理する方法。
他の工場さんでは鈑金出来ませんと言われたらしく、新品交換の見積り。
新品交換で比較すると私の見積りの方が高くなり、鈑金修理なら私の方が安くなる。
そこで、「合計の金額だけだと内容の違いがわかりませんよね？見積書をお持ちでしたら見せてもらえませんか？」と聞いてみたことろ、
お客様は「ルール違反になっちゃうのかな～？」と不安そうにしておられましたので、
「見積書を見ただけで内容までの比較が出来るのであれば見せて頂く必要は無いのですが、知識の無い方が見てもわかりませんよね？知識のある人からの意見も必要だと思いますが・・・。」の一言で納得された様です。
他の工場さんの見積りを見せて頂くと、
取替えるドア以外の損傷箇所の鈑金工賃は当店の方が安く、塗装代はほぼ同じ。
やはり付属品の部品の脱着点数が当店の方が多くて、ドアのモールやクリップ類などの破損してしまう可能性がある物においては部近代を計上しておいたのでその分でやはり当店の方が高くなってしまう。
当店では壊れる可能性があるのなら最初に見積りに入れておきますからね。
でも、なぜこれだけ値段に開きが出てくるのかがわからずにじっくり見てみると・・・。
わかりましたその理由。ｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━!!!
他の工場さんの見積りでは新品のドアに取替える為の部品の値段は入っているのですが、ドアの取替工賃が入っていなかったのでした。(ﾟ＿ﾟi)
「そりゃ～安いわな。」って見積書にツッコミ入れちゃいましたよ。
入れ忘れなのか？それとも狙ってなのか？
でも狙ってだったらドアの取替工賃はサービスしておきますからって説明があるはずだと思うけど、お客様は私が指摘して初めて知った感じ。
ドアの取替工賃を算出してその金額をプラスしてみると、なんと当店の見積りよりも高くなるんんですよ～。
うわべだけの合計金額ではわからなかった事が内容にまで目を向けるとわかってくるんですよ。その違いが。
お客様ご自身で見積書を比較しても気づかなかった事だと思います。
とは言え、部品の脱着などを他の工場さんに合わせてもドアの取替工賃をまるまるサービスする事は当店には出来ませんので、安い方を取られるのならそちらへお願いして下さいという事になります。（Ｔ＿Ｔ）
あとはドアを取替えずに鈑金修理する方法での説明をしまして、「検討します。」とのお返事でした。
そこでお客様には一つの不安が出てきたと思います。
ドアの取替工賃が入っていなかったけどそのままの値段のままサービスでやってくれるのだろうか？それとも修理に預けてから「修理をやってみたら思った以上に手間が掛かってしまったので追加で工賃を下さい」。と請求されるのか？
その他でも見積りを出してもらった様ですが、最終的には当店にお任せ頂けました。
作業内容としては、鈑金修理ではなく新品ドアに取替えの内容で。
納車時に代金を頂いた後少しお話をしていてこうおっしゃってくれました。
「他でも見積りだしてもらって新品のドアに取替えた場合の見積りの内容だと値段で言えばココが一番高かったんですよ。でもちゃんと説明してくれて話しを聞いているうちにココにお願いしようかなって気持ちがすでに傾いていたんですよ。」って。
そう言ってもらえたらやっぱ嬉しいですよね～。
もちろん毎回こんな風になる訳でも無く、他で修理を決める方もいらっしゃいます。
でもまずは一番良いと思う方法を提案してその内容をちゃんと説明する事って大事だよな～って再確認出来ました。
他でも見積りを出してもらってから当店へ来て下さった方は見積りの内容の違いを把握して頂いた上で比較検討出来るかもしれませんが、当店へ初めに来られてから他で見積りを出してもらった方はご自分で内容の違いを見付けて比較しなければならなくなるので、しっかりとした説明を受けられなかった場合にはやはり合計金額だけで比べられてしまっているのかもしれませんね。
他店さんや他の工場さんの技術的な事や仕上がり具合などは私にはわかりませんので比較のしようがありませんし、そこは作業を依頼する方が信頼するしかないと思いますので何も言えませんが、修理代金でで比較をするなら合計金額だけを把握するのではなくて肝心なのは内容に目を向ける事だと思います。
ちなみに、電話やメールでだいたいの見積り金額聞いた際には比較の対象にはならないと思いますよ。
なぜなら、だいたいの金額でしか答えていないからです。
当店の場合は少し高めにお答えしています。
来店られて実際に見てみるとビックリする程話の内容と違ったりする事もあるからです。
「安い方が良い。」これはみんなわかってますから。
でも安い方が良いのは内容が同じであればの事です。
値段に違いにあるのは理由がある。
ではその理由はどこにあるのだろうか？です。
もちろん人の手による作業ですので、技術や仕上がりまで含めれば同じ作業はありません。
車に対して知識のある方は違いに気付くかもしれませんが、知識の無い方、特に女性の方はわかり難いと思いますのでそんな時はぜひ当店へご相談を！
当店の考え方として、
値段の安い修理をすれば全ての人が喜ぶだろうという考え方ではございません。
安くする為には、本来は必要な手間を省かなければならない事が大半です。
どの道大きなお金を支払わなければならないのであれば少し値段が高くなってもしっかりとちゃんと直して欲しいと思う方もいらっしゃいます。
値段が高かったとしてもその対価が得られるのなら高い方を選ぶ方もいらっしゃいます。
考えかたは人それぞれですので、その人に合わせた内容をを提案する事が第一かと考えています。
出来ない事は出来ないと言う事もその一つかもしれません。
そんな中で同じ内容、手間も省く事無く同じ作業をして少しでもお安く出来る様にならないか？を考えて努力していきます。
ただ安く修理をして「安く直したからこんなもんです。」って言うのは企業努力じゃないでしょ？
最後まで読んで下さった方には伝わったかな～。
この気持ち。(^∇^)
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