高級賃貸マンションといえば、一部の富裕層だけが手のとどく物件と考えられがちですが、今では入居する人達に変化が出てきているようです。
「高級賃貸マンション=富裕層」という図式が全く崩れたわけではありませんが、最近は都心で働く働き盛りの年齢層の人たちが、「都心のオフィスに近いから」、「利便性が良いから」、「セキュリティが高いから」「日常生活の煩わしさから解放されるから」というメリットから高級賃貸マンションを賃貸するケースが多くなってきているようです。
リーマン・ショック以降の景気下降面に伴う家賃下落もあって賃貸できる層が広がったという理由も大きく影響していますが、高級賃貸マンションに見られるルームクリーニングなどのコンシェルジェサービスや、マンション内に用意されたスポーツジムや居住者専用のカフェやスーパーマーケットなど高い利便性が高いサービスを求めて、単身者の賃貸が顕著に増えてきています。
また、少し無理してでもこういった物件に住んでみようする方々の賃貸が増えている点に関しては、近年の住宅購入に対する買い控えも大きく影響していると考えられます。
都内マンションの価格の高騰や新規開発物件の動向の様子見などの影響により、大きなローンを組むことに抵抗を持つ人たちが増加していることが挙げられます。
ですから一昔前のような30代に入れば持ち家購入という風潮がなくなり、自分の生活スタイルに合わせて住宅環境を容易に変更できる賃貸住宅を利用する方が、大きなデメリットを抱えることなく利便性と満足感を得られると考える人が増えてきているというわけです。
高級賃貸マンションに住むくらいなら「住宅ローンの頭金を・・・」という考えはもはや一般的なものではなくなっているということですかね。
持ち家か賃貸か。
株式会社ニーズ・コーポレーション
代表取締役 芹澤 豊宏