
一昔前だと家を建てる時のこだわりは、男性よりも女性の方が大きかったのが当たりまえでした。
しかし、今ではそうとも言えないようです。
というのも、近年共働き夫婦が増えたことが大きな影響を与えているのでしょうが、現在の男性の家事への参加率が、一昔前と比べると格段に増加しているからです。
旭化成ホームズの共働き家族研究所が調査した「いまどき30代夫の家事参加の実態と意識~25年間の調査を踏まえて~」の意識調査結果結果によると、男性が平日洗濯物を干す割合が45.2%、休日が49.4%、そして平日の夕食の後片付けが46.5%、休日が50.9%と、休みに関係なく常時半数もの男性が家事に参加しています。
15年前の数値が全て10%代前半だったことを考えると、いかに家事参加の割合が増加したかが見て取れます。
そこで問題になってくるのが家の間取りです。
キッチンなら、女性と男性とでは体の大きさが違うために使いづらいという大きな問題が出てくるので、男性の使い勝手の要求も出てくるというわけです。
今後の家事参加の拡大を考えると、キッチンだけでなく、従来は女性だけの空間だった場所が男性との共同スペースとなってくる割合が増えてくることが予測されます。
事実、夫が家事をしやすいキッチン空間を提案しているところも増えてきましたし、家を建てる際に今までは男性が口出しすることのなかったスペースへの意見介入も増えてきているようです。
よって、益々この傾向が強くなることは疑うことのない事実でしょう。
今後は男女共有のスペース増加は、新しい住宅空間つくりとして、避けては通れない新しい課題となってくることは間違いないでしょうね。
株式会社ニーズ・コーポレーション
代表取締役 芹澤 豊宏