鬱っぽさを吹っ飛ばすため気を取り直してDIY。
先月末に取り寄せていたビーニャさんのタイヤを交換します。
愚かにもゴムが硬化していると言うのにスリップサインギリギリまで使おうと、貧乏魂全開でおりましたが、よくよく見てみるとタイヤのサイドにひび割れが目立っております。
交換確定です。
新車当時から6年ほど履いていてスリップサインに到達しない利用頻度…、因みに走行距離は13,000kmです。
一万キロは買って半年位で走ったと思うので、いかに乗っていないかがバレバレな車両となっています。
ところが、相場が上昇しているうちに売れと言っても売ろうとはしません。
それなのに乗らない…、そして記憶に新しく、1ヶ月ほど前に約8万円出してアライの高級ヘルメットを買ったのです。
洗車もしない。
整備もしない。
いつも俺。
さぁ、鬱を吹っ飛ばすためにタイヤ交換でもしますか。
色々分解して、タイヤを外した後に、
後輪タイヤと一体化していて掃除が出来ていなかったリアキャリパーのピストンも磨きました。
ブレーキパッドの残量は2.7mmほどあり、まだ使えます。
ところで作業を始めたのは何と16時過ぎでした。
バイク整備の中で、自分でやると割に合わないと思う代表がタイヤ交換であり、更に俺みたいにタイヤが硬化しているのに貧乏魂で乗り続けてしまうとタイヤの脱着で地獄を見ます。
案の定、「ヒーコラ、ヒーコラ」言って直ぐに挫折。
タイヤが固すぎて出だしから躓きますが、少しの休憩の後、コツを掴んだように何とか外れました。
作業を始めたのが遅かった上にキャリパーの掃除に時間がかかったため、既に日暮れ。
どっちにしてもタイヤを冷やさない方が交換はしやすい(温めると柔らかくなる)ので室内で作業を続けます。
タイヤを外したホイールに新しいエアバルブを付けます。
数年単位でしか行わないタイヤ交換ですので、元々付いていた部品がまだ使えそうでも交換した方がトラブルに合わないでしょう。
今まではエアバルブをペンチで挟んでグリグリとやっていましたが、そもそも亀裂が原因でエア漏れすることで有名な物なので、思いきって今回専用工具を買いました。
旭産業のタイヤバルブインサーターというもので、勿論他にも安いものをAmazonなどで幾つもみかけますが、安心の国産ということでそれなりの値段を掛けました。
これとは別に毎回のタイヤ交換で非常に体力を奪われ苦戦するので、口コミの良いKTCのタイヤレバーも一本追加しました。
憧れのKTC…、タイヤが引っ掛かりやすい先端が好評で良い口コミが目立ち、売れている数からしても定番でしょう。
しかし…、期待とは裏腹に今まで使っていたキジマのタイヤレバーとそう大差無いイメージです。
元々キジマの27cmタイヤレバーを二本と、20cmレバーを一本持っていたのですが、KTCが悪いという意味ではなく、逆にキジマのタイヤレバーも優秀であったことに気付かされましたね。
27cmを2本と、
20cmを一本。
勿論、まっ皿な状態ならKTCを選ぶ可能性がありますが、両者の価格差は一本約千円あり、その差は感じられませんでした。
“一本はKTCを持っておけ”と言われるらしく、タイヤレバーは最低3本はあった方が良いので組み合わせるのも良いと思います。
そうは言わずにKTCを買っとけとも言えますし、もう一度言いますがキジマも充分優秀ですよ。
レバーの話題ついでなので、実は俺のファーストタイヤレバーはキジマじゃなかったのです。
Amazonで見掛けて口コミも悪くなかった多分中国製の安い3本セットを買ったところ、もうぐにゃぐにゃと曲がる曲がる…で使い物にならなかった為、
市内のバイク用品店に走りそこで売っていたものがキジマ製だったのです。
ぐにゃぐにゃにトラウマだった俺は失礼にも店員に「このレバーは曲がりませんか?」と確認しました。
「曲がったこと無いですよ」との返事が嘘では無かったことは、その後数回のタイヤ交換で実証されております。
勿論、俺のテクニックの無さと、タイヤを硬化させ過ぎることをここに添えておきます。
写真の枚数制限によりアップは出来ませんでしたが、左に写るバルブインサーターの先端と新しいエアバルブは、エアバルブにキャップを付けるようにクルクルと回して合体します。
それを左に写っている黒いクッションを支点にして上に引き上げ、ポコっと嵌め込む便利な物でした。
今後は新品のエアバルブをペンチで挟んでグリグリなど、自ら痛めつけるような行いはしなくて良さそうです。
で、外すのは苦労したタイヤでしたが、付ける方は勿論硬化したタイヤではなく、ゴムが生きている新品タイヤなのでそれなりに上手く行きました。
車もそうですが、新品のタイヤは気持ちいいものです。
この日は既に夜も更けてきたので、タイヤを取り付けて終り。
翌日(つまり今日)、新しい後輪の撮影をしました。
今までよりオンロード寄りの性能になったとは言え、オフロード感ゴツゴツのタイヤでカッコいいです。
で、
フロントタイヤ交換も残っておりますのでやっつけましょう。
フロントはチューブタイヤなので交換に少し気を使うけどタイヤは細くて柔らかいので後輪ほどは苦労しないでしょう。
構造の問題でタイヤを外す手間もフロントの方が楽です。
と、まさかの出だしからトラブル発生。
タイヤを取り付けているアクスルシャフトが回らないし、外れないし、タイヤの動きは良いのに何らかのトラブルが起きてます。
慎重に慎重にアクスルシャフトを観察し、やっと外れた物を見ると、
キャリパー側だけ錆びて固着していたようです。
何でだろう?
取り敢えず磨いてグリスアップしときます。
フロントタイヤの脱着は後輪と同じくタイヤが硬化してましたがタイヤが細い分苦戦もせず。
中のチューブを取り出すもまだまだつかえそうですが、次タイヤ交換するのは早くても3年後でしょうからこの際交換しときます(1,600円なり)。
この後の取り付けで新しいチューブを破る可能性もあるので保管しておきます。
リムバンドも全然使えそうなレベルだけど、これも上に同じく(500円なり)。
ご覧の通りフロントタイヤはチューブタイヤなので新しいタイヤを取り付ける際にタイヤレバーでチューブに穴を空けてしまうトラブルが多いです。
なので事前に情報収集をしっかりとやって、作業も慎重に、慎重に。
因みにチューブタイヤ交換はセロー225で経験しているので2回目となります。
慎重にさえやれば、後輪ほど体力を使うこともありません。
で、全ての作業完了後の写真がこちら。
うーん、新品タイヤ萌え。
こっちもゴツゴツ感が増しましたね。
その後、これは妻のバイクなのですが念のためテスト走行します。
純正タイヤよりはオンロード寄りになったので、アスファルト道ではロードノイズも軽減され(凄い強風で全く聞こえん)、走りやすくなったのをハッキリと体感することが出来ました。
純正タイヤは速度を出すと「チュィィィィ~」とロードノイズが凄く、オフロードタイヤに慣れていない俺は故障だと思い、実はセロー250を買って6年なのに最近あれがロードノイズだと言うことに気付きました。
また、写真のような畑の砂利道(右)も今までと何ら変わらず40kmの速度でもスイスイ走れます。
しかし、写真左側の道のような砂利ではなく草が生えているところや、枯れた草の上、ぬかるみでは若干怖くなった印象を感じました。
何れにしても今までのタイヤより比べるまでもなくビーニャさんに向いているタイヤでしょう。
あとは長持ちしてくれると嬉しい(硬化しない程度に!)。
純正タイヤより安いし、IRCは国産で人気なメーカーなので、俺号(セロー225WE)も次回はこれかなと言った印象です。
タイヤに関することは、
昨日のこっちにも書いてます。
あっ、あと、自作したタイヤ交換の土台ですが、これ凄く便利ですよ。
自作するなら千円程度で作れますので是非。
作って売ろうかとも考えましたが、結局それなりの値段になるのでやめときました。
旭産業バルブインサーター 2,695円(内715円送料)
KTCタイヤレバー260 2,355円
IRC2.75-21 45P GP410 フロントWT 6,331円
IRCタイヤチューブ 1,584円
DUNLOPリムバンド22-21 455円
IRC120/80-18 M/C 62P GP410 リアTL 9,523円
DUNLOPチューブレスバルブ 370円
合計23,313円なり。