理佐side

そのまま殴り合いが続いたが

自分も体力が限界であった。

無理だと思い由依が待っている外に出ようとドアを開けようとしたが後ろから奴に刺された。





抵抗するが


キツい



 【お前の金は有効に使うから心配すんな】
 【そうだまだ返してもらう物がある】
 【あの女はどこかな?】




隙を見てそいつを刺し返した。




自分は最後の力を振り絞ってドアノブに掛けようと手を伸ばした。



なあ、由依、




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由依side


ふと後ろを振り向くと血まみれで倒れてる理佐が


由依「理佐、理佐!理佐!」
   「きゅ、救急車」

理佐「由依...」

由依「理佐、意識は、大丈夫?」

理佐「ゴホッ」
    「驚かせたな、泣かないで」

由依「喋らないで」

理佐「誕生日...祝いたかったのに」
    「台無しにしてしまった」

由依「いいから謝らないで」

理佐「100歳になるまでのプレゼントを用意した、もう渡せないから...」

由依「何言ってるの」

理佐「それと、指輪...指輪もあったけど」
    「見たからない。ごめん」

由依「謝らないで、すぐ救急車が来るから」

理佐「6年前に渡すべきだった。ごめんね」

由依「そんなこと言わないで!」

理佐「私を許せないだろうし、憎いだろうけど」
     「これまでも、これからも由依だけを愛してる。」




由依「理佐、」

   「嫌だ、理佐!」

   「私も、ずっと愛してた」
   「すごく愛してたの」

私の泣き声だけが響いた。











由依「全部私のせいよ」

理佐の部下(あなたは理佐様の最愛の人だ)
                (そんな風に思わないで)

由依「でも分からないの」

あんなに愛してたなら何で別れたの?
理由も言わないまま私に許す機会も与えず...








父「由依遅いじゃないか」
   「電話にも出ないで」

由依「何の用?」
    「また金の要求?」

父「いいや、ギャンブルはやめた」
   「やりたくてもできない」

由依「え?」

父「理由は分からないけどカジノが全部閉まっちゃった」

由依「本気だったんだ」

父「それよりお前に会いたかったのは他でもなく父の知り合いがいい人を見つけたんだ。会わないか?」
   「凄いお金持ちらしいぞ」

由依「帰るね」

父「と、父さんの借金一人で返すつもりか?」

由依「はぁ。もう連絡しないで」

私は帰ろうと歩いた。

父「あのチンピラと別れさせなきゃよかった」
   「あいつが代表になるなんて」

由依「どういうこと?」

父「そうだよ6年前、あのチンピラ野郎に娘の人生を壊すなと言った」
   「まさか大企業の代表になるなんて思わなかっただろ」
   「別れてなかったらこんなに稼げる医者になれたと思うか?」

由依「え?」

父「本気で好きだったんだろう。娘の為を考えろと言ったら文句も言わず別れやがった」

私は何も考えれなくなり力が抜けて膝から崩れ落ちた。

父「おい、由依どうした?」

由依「なんで言わなかったの」
    「どうして、」

涙が止まらない。

由依「どうして言ってくれなかったの」
    「理佐のバカ」

   「指輪、」

ここがたまたま理佐と最後会った場所。


私は指輪を探し出した。



事件で立ち入り禁止のテープが貼られているが剥がして入った。

由依「どこ、お願い」


指輪の箱を見つけたが空っぽ。













クリスマスツリーの下


見つけた。


由依「あった」

私は左手の薬指にはめた。

由依「私のバカ...」

そして後ろを向きカーテンを捲ると

壁に私達が付き合ってた頃のツーショットの写真が沢山貼られていた。

その中から私はお気に入りの写真を手に取った。





由依「ごめんね、理佐」
   「愛してるって言ってれば...」

  「愛してる。理佐」

fin



読んでくださりありがとうございました。