大学などへ入学される方ご入学おめでとうございます🙇
由依side
今日は大学の入学式。ずっと憧れていたこの学校に入ることができてワクワクしている。
大学に入るとサークルの勧誘がすごく、どんどんビラが積もっていく。
私は音楽系に入りたいなと考えていた。
式が始まるまでまだ少し時間があるためブースに行ってそのサークルのことや履修の話を聞いたりした。
他のサークルのブースに行こうと歩き始めた時、前から来た先輩方二人に声をかけられた。
『バスケ同好会のマネージャー興味ないですか?』
《マネージャーでも参加できる大会あります!》
由依「え、え、」
人見知りな私はいきなり声をかけられてドギマギしてしまった。
『ここにあるQRコード読み取ってくれれば新歓グループ入れるのでよかったらお願いします!』
断ることができず、グループに入ってしまった。
《随時ここで情報発信してくから!ご飯会とかもするからよかったらよろしくね!》
私は一礼をして先へ進んだ。
マネージャーは正直興味ないかな。
んーでも折角誘ってくれたし一回くらいは見に行ってみようかな。
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それから何個かのブースに行った。
ふらふらと歩いてるとさっき声をかけられたサークルのブースを見つけた。そこで私は思わず立ち止まってしまった。
由依「え、かっこいい...」
口に出してしまった。
目の前で座っていた先輩が私のことをジーッと見つめてくる。
あぁ、やらかした。
[新入生?]
由依「あっ、はい、」
[そこ座ってきなよ]
由依「え、あ、」
[バスケ興味あるの?]
由依「い、いえ、」
[そうなんだ]
[じゃあマネージャーは?]
由依「それもあんまり...」
ねえなんでこの人こんな距離近いの
しかもなんか新入生とか他のサークルの先輩達も立ち止まってこの人のことばっか見てない?
居づらいんですけど
[可愛いなって思ったんだけど名前なんて言うの?学部は?]
由依「文学部の小林由依です」
[由依ちゃんか]
[自分は渡邉理佐です理工学部三年]
理系なのもかっこいい...
あれ、なんで私こんなこと考えてるの
理佐「由依ちゃん可愛いから入ってよ」
由依「でも、、」
机の下で、スーツのスカートの中に手を入れられた。
ちょっと怖い...セクハラ...チャラい...
理佐「んまあ今週の土曜日飲み会あるから来て」
理佐さんは何かを企んでいる顔をした。
由依「わ、分かりました」
『あっ理佐〜また一年生ナンパしてたのって、さっきの子!』
理佐「何?知り合い?」
『さっきマネージャーどう?って声かけたんだよ〜』
『もしかして興味持ってくれた感じ?』
頷くことしかできなくて2回ほど頷いた。
『本当!じゃあ新歓イベントで会えるの楽しみにしてるね』
由依「よろしくお願いします」
理佐「早くビラ配りに戻って」
『も〜すぐ怒んないの。ほどほどにしときなよ』
理佐「はあ」
由依「あの、色んな子ナンパしてるんですか」
理佐「なんで?」
由依「だって今言われてたじゃないですか、、」
理佐「違うよ。由依ちゃんのことが気になったから座りなって言ったんだよ」
由依「そうですか」
理佐「うん」
「そうだな今夜空いてる?」
由依「えっ」
理佐「家来て二人で飲もうよ」
由依「私未成年です」
理佐「大学入って飲まない人の方が少ないよ?」
「いいから。入学式とか終わるの待ってるから、終わったら正門前来て」
由依「え、」
理佐「もう時間でしょ。じゃあとでね」
どういうこと...大学生ってこんな感じなの?
かっこいいって思ったけど、、距離感が...
でもかっこいい、イケメンだし、、
だめだめ!チャラい人に引っかかっちゃだめ!
約束はしちゃったから行くしかないけど寝て忘れよう
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式を終え再び色んなサークルのブースに行った後、続きはまた明日行こうかなと思い正門前に行った。
小走りで行くと、そこには既に理佐さんが待っていてくれていた。
背高いなと思った。
由依「遅くなりました」
理佐「全然」
「本当に来てくれたんだ」
由依「え?」
理佐「いや何もないよ」
そのまま理佐さんは無言なものだから、私も黙って着いて行った。
由依「お邪魔します...」
理佐「飲もうよ」
由依「え、だから未成年」
理佐「そういうケチくさいこといいから」
由依「だって...」
理佐「ほら」
チューハイを渡してきて飲むようにと目で視線を送られた。
そして私は少し飲んだ。
理佐「どう」
由依「美味しいです」
理佐「でしょ。もっと飲みな」
理佐さんに缶をグイッとされて一気飲みする形になってしまった。
由依「ゴホッゴホッ」
理佐「やるやん」
「あー本当可愛いな」
由依「何なんですか、もう」
理佐「よくノコノコと着いてきたよね」
「何するか分かってんの?」
由依「分かんないですよ」
理佐「そか」
「じゃあ」
理佐さんはお酒を口に含みそのまま私の口に入れてきた。
由依「ちょっ、ちょっと」
理佐「ほらもっと飲んで」
無理矢理一気に何缶も飲まされて私は酔いというものを覚えた。
由依「理佐さんふらふらする、」
理佐「可愛い」
「出来あがっちゃったね」
「抱いてい?」
由依「ぅん」
私は頭が働かず理佐さんの言う通りに従うことしかできなかった。
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目が覚めた時には夜の22時を過ぎていた。
大学生ってこんなもんなのかと実感した。
隣を見ると理佐さんが寝ている。だけどさっきのことを思い出してしまう。
どうしよう。ドキドキが止まらない。
私そういうことするの初めてだったのに、、
でも理佐さんはこうやって色んな女の子こと遊んでるのかな。
え、彼女さんいないよね、あまりにもかっこよすぎるから、、
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結局また寝てしまい朝に帰った。
昼過ぎにまた学校に行かないとで動くが二日酔い?ってやつで頭が痛い。
そして理佐さんのことが頭から離れなくなってしまった。
昨日と同様に新歓ブースを回るが話が入ってこない。
理佐さんの近くにいたいと思ってしまった。
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週末になり、バスケサークルの練習会に行った。
そこで友達も何人かできたが、理佐さんのことを目で追ってしまう。
上手くて、みんなの前では意外とクールで落ち着いててびっくりしたけど。
でも、勘は当たるもので
休憩中、倉庫で理佐さんがマネージャーの方と話している声が聞こえた。
『ねぇ浮気したの?』
『一年生の子家に誘ったの?』
涙ぐみながら話している。
どうしよう。私とのことだ。
理佐「誘ったけど相談事聞いていただけだよ」
『本当に?信じていいの?』
理佐「うん。〇〇だけだよ」
『ねえキスして?』
理佐「うん」
私は罪悪感が募り、それと同時にどうすればいいかが分からなくなった。
やっぱ遊ばれてたんだという事実や彼女さんがいるということを知り最悪なことをしてしまったと胸が苦しくて、申し訳なくて。
あの時声をかけてくれた先輩が、理佐さんに言っていた「ほどほどにしなよ」という言葉は今思い返すと、彼女いるからやめなよ。という意味だと認識する。
それともみんな理佐さんに彼女がいるが遊んでることを知っているからやり過ぎないようにという意味でなのか。
はぁ最悪だ。好きになっちゃったのに。
これからどうしよう。
fin