百鬼夜行の最後尾で。 | 恋は二度目のアネモネ


子どもの頃から、
妖怪が好きだった。

この世のものさしではかれないものに、
ずっとずっと憧れていた。

こわいものはおもしろい。
しょうもない現実よりも、
おもしろいものが好きなのだ。





密度を増す季節に、
あなたとふたりで浮世ばなれ。
べとべとさんの足音も、
わたしたちの喧騒には敵うまい。






都会からぞろりと離れて、
日常のきりとり線。

誰の言葉も誰の手も届かない。
自分本位の幸福のなか。
ああ。
こんな素晴らしい休日は何日ぶりだろう。
わたしの完全な幸福は、
いつもあなたのそばにあるのだ。







あなたが買ってくださった栞を挟みたいから、
今夜は鬼太郎夜話を少しだけ読もうかな。


ゲゲゲ。