好きは理屈では動かない | 恋は二度目のアネモネ

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もしわたしの両親がきみを憎んでも、
もしわたしの親友がきみを蔑んでも、
もし世界中の人がきみを嫌いになっても、
そんなのわたしには関係ない。

わたしは、
好きな人は、ずっと好き。
自分が好きになったその人を信じてあげたい。
例えわたしの好きな人がきみを嫌いでも、
わたしはきみが好きだよ、と
それだけを素直に伝えたい。
恋とか愛の言葉などではなく、
それがわたしの、
人との付き合い方なの。
そんなふうに人を愛していたいし、
そんなふうに、
愛してほしいのよ。


今日見た中でもっとも美しかったもの。
それは、
あなたが出かける前に使ったお皿とお箸だった。
あなたが
好きなお団子を食べて、
きなこがそこに残されているのを見て、
胸がしめつけられる。
食べて、飲んで、
生きてる。
それだけで、
涙が出るほど嬉しい。
この慈愛はいったい何なんだ。
そして、
痕跡というものは、
どうしてこんなに愛おしいのだろう。

だからきっと
清潔は孤独なの。


午前5時の憤りなんてさらりと忘れて、
夜のわたしこそが真実だ。
ほんとはどうなのかわからないけれど、
そう思いたい。
いちばんきれいなわたしも、
いちばん醜いわたしも、
いつだってあなたのものだった。 
ああ。
ゆらゆら。
月が。
胸が。
揺れるの。


駐輪場の一場面は、
まるで何かの映像作品みたいだった。
わたしはぼんやりしながらそんなことを思って、
何だかじんわりと嬉しくなる。
無機質な蛍光灯が、
2人の輪郭を際立たせる。
からだと、からだ。
ドラマチック。

どうあがいても、
どうせ現実を生きなければいけないんだから、
せめていつだって、
夢のようにしていたい。

正しいことは強いけど、
そんなのばっかりじゃ
色気がないじゃないか。