毎日、忙しくて寝不足で、病気の事なんて、悩んでいる暇はないと思いたい所ですが、考えます。寝たきりになった時の自分を。
仕事をしていて、私が発病した時どうするか考えて決めている事があります。
それは、胃婁の事。
脊髄小脳変性症は、飲み込みが悪くなりむせる事があります。
そうなった時は、無理に水分栄養は取らない。
胃婁造設もしないという事です。
となると、自分は「餓死」する事になります。
餓死するというのは、どういう経過を辿るのか、まだ勉強が足りません。
でも、新人の頃、脊髄小脳変性症の方の食事介助をした事がありますが、ベテランの先輩が「少しでも多く摂取していただかないと」(死に近づく)というような指導をされました。
その方は孤発性の方でかなり進行が早い方で、自分が飲み込みが悪くなった時、どうするかなんて決めておられなかったと思います。
食べ物は、ミキサー食で仰向けのまま、流し込むというような介助方法でした。食べ物を喉まで送り込めないからです。
かなりむせておられました。
これは、脊髄小脳変性症に限った事では、ないとおもいます。
食事の摂取量の極端に少ないかた。
いらないと訴えられるかた。
食事や水分摂取に苦痛が伴うのだとおもいます。
私達、介護の現場では、熱中症予防等と言って、少しでも多くの水分を飲んで頂こうと、努力します。
少し、無理矢理にでも、水分を取ってもらうことを誰も間違いだとは思いません。疑う事も事もありません。