先週の筑波山ハイキングの後、自宅に帰ってからネコの世話をして風呂に入って汗を流し、いつもの公園に出動しました。
登山の疲れもなんのその、貴重な週末の夜の晴天を逃してはいけません。
この夜は地味な対象ですが、ぎょしゃ座の散開星団M36、M37、M38を撮りました。地味なので鏡筒にソフトフィルターを仕込み、光害カットフィルターをカメラのマウント内に仕込んでの撮影です。
この冬は暖冬になるそうで日中はたしかに暖かいのですが、夜の八王子はかなり冷え込みます。やはり同じ東京でも天気予報は別な八王子です。おそらく都心の気温とは5℃くらいは違うのではないでしょうか。この夜の気温は4℃まで下がりました。でもおかげでデジカメのノイズ発生の抑止にはなるので助かります。
寒さ+睡魔と闘いながら、明け方まで撮り続けました。明けの明星が輝いていました。
この日は、極軸合わせがうまく出来たせいか、これまでで最長となる6分間の露光時間で撮影することができました。星像もほぼ円形です。しかしながら、ソフトフィルターの効果は今ひとつでした。あるいは画像処理に問題があるのかもしれません。星座写真のような星のにじみがうまく出ませんでした。また、画像の端にあざのようなシミが出ました。コントラストを上げるとシミは
目立たなくなりましたが、星像も平凡な感じになってしまいました。
M36散開星団
M37散開星団
M38散開星団
撮影日:2023年11月19日(日)
時刻:0:00~4:40
カメラ:Canon EosKissX5(HKIR改造機)
鏡筒:タカハシFS-60CB
補正レンズ:FC/FSマルチフラットナー1.04×
焦点距離:370mm(口径比f/6.2)
架台:タカハシV-1
モータードライブ:K-ASTEC AMD-1Z
オートガイド:SS-OneオールインワンガイダーV2(一軸ガイド)
フィルター:Kenkoプロソフトンクリア(W)、サイトロンLPR-N
ISO400、露出6分×12枚(総露出時間72分)
ダーク:6分×12枚
フラット:スカイフラット3秒×50枚(Ev+0~+2)
ステライメージ9によるコンポジット・画像処理