ゴミ屋敷が火事になり🔥…
私たち猫じゃらしは思ったことを吐き出して、次に進んでいきたい。
愛護動物となった猫について、どう取り扱ったらいいのか、世の中に問題提起していきたいと思ってます。
ご一読くださいませ。
過去の記事で、ゴミ屋敷のことを書いたのですが…
https://ameblo.jp/necojarasi2019/entry-12556342353.html
こちらの記事に、子猫を救出したことを書いてます。
その時、外に出ている成猫たちもTNRしました。
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今年(2023年)5月6日に、このゴミ屋敷は火事になりました🔥
夜、地域の防災無線も鳴りました。そのとき、まさか、そのお婆さんの家とは思わなかったです。
後日、近くを通った時に、丸焼けになってコゲた残骸の家を見てビックリしたのです
どこが火元とか、🔥火事の責任は誰なのかなどは、こちらが判定する立場でも何でもないのですが…
一般論として、ゴミだらけで、可燃性の物(紙や木など)ゴチャゴチャと積み重ねてあるところで炊事のためにガスの火🔥をつけたら、いつかは火災に発展するかも…と、想像してしまいます。
また、掃除もせずに、埃が溜まって、コンセント🔌から出火とかありますし…
出火原因は、客観的に見て、無人だった資材置き場と考えるより、身体の不自由な独居高齢者の尋常でないほど物が溢れて散乱して、しかも有人だった方かも…と想像してしまいます。
まあ、それはおいといて…
問題は猫をどうしてあげたらいい?です。
でも、でも…
猫の身になって考えてください。
火事🔥になってビックリして逃げた後、お腹がすいて焼けた家に来てみたら、お母さん(おばあさん)が居ないし、ずっと帰ってこないし、誰も餌をくれるわけでもない…
それでも、猫たちは、おばあさんが帰ってくるかも…と、毎日、焼け跡周辺をウロウロしていたのです。
そんな話を聞いて、猫じゃらしは、動かずにいられましょうか?
おばあさんの責任だ!高齢なのに猫を飼うのが間違ってる!責任も取れないくせに!整理整頓清潔清掃で、きちんとマトモに暮らしてりゃ、こんなことにならなかっとんだ!今までも無責任に猫を増やして保健所送りにしてたんだから、保健所はもう尻拭いしません!
様々な角度から上記のようなお声が聞こえてきそうです。
そうなんです!
おばあさんは本当に責任取れない人だったんです!でも、それで終わらせてしまっても良いのでしょうか?
家が火事になり、おばあさんは不在。その後は、猫はウロウロさせておけ!
そんなことで良いのでしょうか?
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命ある猫たちは、毎日お腹を空かせて、焼け跡でおばあさんの帰りを待ってました
そんな話を聞いたら、私たち猫じゃらしは放っておけないのです。
不幸な猫のことを聞くと、勝手に体が動いてしまう…悲しい性
早速捕獲器を仕掛けに行き、おばあさんに可愛がられていたキジシロと黒の2匹を保護できました👏
2匹ともとても痩せていました。
でも、性格は人によく馴れており、威嚇なし🎵
キジシロはマフィン、黒猫はたんぽぽという仮称をつけました。
ウイルス検査結果は、FIV(猫エイズ)もFelv(猫白血病)も陰性でした。
現在、猫じゃらしで、里親募集中です。(マフィンが現在ケガの治療中なので、実際にトライアルなどに出れるのはもう少し先です。)
5/6の火事🔥から、2週間過ぎた5/22〜5/23にかけての保護となりました。
私が火事だったことに気づいてすぐの保護ですが、もっと早く、あの道を通っていれば良かったのですが、とにかく無事でした👏
保健所は引き取らず…
問題点は、行政のあり方です。
飼われていた猫(飼い方が完璧では無かったとしても)が、身寄りのない飼い主が、猫を残して施設に入った場合、公的な機関で引き取られるべきではないでしょうか?
猫じゃらしはそうなるのが当然だと思ってます。
高齢者のサポートをしておられる方や、訪問看護の施設の方が、高齢者が猫を残して施設入所になったら、善意で猫のお世話に通われる方がたまにあります。
本来、高齢者な障害者の介護のためにその家に行っていたはずなのに、主人無き家に猫のお世話に、担当者さんの時間外にわざわざ通わざるを得ない…そんなことが現実に起きているのです!
そのような相談が、次々と猫じゃらしに入ってきています。
鳥取県動物愛護センターの『アミティエ 』さんは、保健所からの猫だけしか受け入れておらず、また、保健所からの引き取りの際は、アミティエさんなりの基準があるみたいです。鳥取県の愛護動物センターだからと何でもかんでも、引き受けてはもらえない。
アミティエに引き取ってもらえない猫たちを、ボランティアご引き取るという事も現実に発生しています。
公的な機関になったと思っても、施設としての独自の基準があると言うのです。(それでいて公的な機関なんですね…😓)それが現実です。
高齢者の家には高齢の猫も居ることがあるので、『保健所→アミティエ 』ルートが絶たれそうなとき、猫じゃらしは引き受けた事もあります。
猫じゃらしが引き取らなければ、山に猫を捨てに行くしか無いという事例もありました(犯罪なるので警察に訴えるべき事案かもしれませんが、家族関係を考慮してそのような対応はせず)。
保健所は、動物愛護法で、『引き取りを拒否できる』となって以降、なかなか引き取らず…
アミティエ に行かせてもらえたらなあと、コチラが勝手に思っても、そもそも保健所という場所が引き取らないから、アミティエ への道は閉ざされ…
これが現実なのです。
だから、猫じゃらしは60歳以上の人は新たに猫を飼わないで!と訴えています。
後継者が居ない状況で飼わないで!って事なんです。
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行政機関は、この問題に対して本格的に対策を考えてはいません。このようなケースが何件も有り、猫の数が半端ないからです。
日本各地で起きているボランティア団体の窮状というのは、『殺処分ゼロ』の言葉に踊らされ、『保健所は引き取りを拒否できる』の方向性のズレから起きていると言っても過言ではありません。
『引き取り拒否』の本来の目的は、悪徳ブリーダーたちが雌猫や雌犬に、産ませるだけ産ませて、子猫や子犬を売って利益だけを追求して、子を産まなくなった犬や猫を保健所に持ち込んでくるのを断るための法律の予定だったけれど…
世間は『保健所持ち込み=殺処分』と思い込み、この法律を大いに歓待したのでは無いでしょうか。
まあ、私がここで、個人的に法のあり方についてどうこう言っても何の足しにもならないのでやめておきますね。
猫じゃらしには、そのような引き取り依頼や相談が後を絶たないのですが、保護はお断りの方向で、とにかく、野良猫を増やさない!産ませない!
このことを、行政からもっともっと広めていただきたい!
それこそが行政の仕事だ!
全然足りて無い!
まだまだ多くの人が、不妊去勢しなきゃ!っておもってないぞ!
ネコ歩き⁉️なんて呑気なこと…😥
私はこの問題は、NHKにも責任があると思ってます。
先日、『岩合さんのネコ歩き』鳥取県だったみたいですね。
ボランティアが一生懸命、TNRして、野良猫を減らそうって頑張ってるのに…
なにを呑気に『ネコ歩き』だ💢
私はこの番組に以前から怒ってます。
NHKさんも、こんな野良猫万歳!みたいなこと言ってないで、ちゃんと、世の中の問題を、周知しろよ!と言いたい。
これじゃ、ジャニーズ性加害問題同様だ!←ちょっと違うか 野良猫礼賛してる場合じゃ無い。多くの野良猫は、猫風邪を引いて目ヤニだらけで鼻が詰まって、寄生虫に消化管や内臓を食い破られて大変な暮らしをしてるんです!それは保護活動をしてる私たちがよーく知っております。
保護した野良猫が、健康であったためしは無い‼️
断言できる!
あの番組を見て、世の人々は、大山を臨む牧場で、総勢11匹の野良猫一家が、一生懸命生きて、子育てして頑張ってる…と、美談だと捉えるのです。
本質はちがうんですよ!
牧場に猫が居て、ほのぼのしてる…ってのは、理想論なんですよ!
猫じゃらしに相談が入ってきてる牧場関係の問題では、牧場主が毎年生まれてくる子猫を捕獲器で捕まえて山に捨てに行ってる…とか(明らかに犯罪です。遺棄罪です。)
高齢になってしまった牧場でTNRしたが、この先、牧場経営してる方は、猫を最期までお世話してあげることはできるのか?などなど、問題だらけなんですよ。
牧場だからと子猫を好き勝手に産ませてりゃいいってもんじゃ無いんですよ!
岩合さんの取材の後、子猫たちも含めて全員のTNRを NHKさんに責任持ってやり遂げて欲しいぐらいです。
野良猫たちの生活を美談にして、日本全国の猫好きに、勘違いさせて…、私はNHKの罪は大きいと思っています。
日本中の、TNRやってるボランティア団体にとって、大きな邪魔になる番組だと私は思います。
『世界ネコ歩き』で国家をあげて先進的な取り組みをしてるトルコなどを取り上げて欲しい。『野良猫の不妊去勢代は国家が支払うからドンドンやってくれ』というトルコ。
こういう国を見習って欲しいのです。