お正月に棚を大掃除していたら、
中学の時にお世話になった保健の先生からの手紙が出てきた。
この手紙をくれた先生とは
中学3年の頃に、よく保健室で相談に乗ってもらっていて親しくなった。
たまたま、兄の部活の副顧問をしていたのもあって、
いろんな話をしやすかった。
私は中学の半分はいじめられていた。
友達はいるんだけど、その他の攻撃してくる人が沢山いた。
大人数や輪の中に入れない感じの子だった。
よく友達に、仲良くなりはじめの頃、
「もっとおとなしい人かと思った」と言われた。
人に対してオープンになるというか、心を開くまでが長い。
私は鈍感な方で、「悪口を言ってくる人は声が大きいね」と友達に話したら、
「結構鈍感やね、わざと聞かせとるんやよ」
という言葉が今でも忘れられない。
大体いつもこんな感じで、群れて悪口を言われるタイプのいじめを受けていた。
直接的な暴力とか物を隠すとかはなかったけど、
ハブられたり、からかってきたり、好き勝手言われたりしていた。
学生時代は、なんかそれが普通だった。
当然、心は荒んでいた。
なんとか学校に行かせようとする親や先生の言うことも聞かず。
何かに反発するように2週間学校に行かなかったり。
「学校に行ってもまた嫌な目にあうし」という思い込みが強かった。
今思うことが、自分に余裕がないと人の優しさにも気付けない。
見守っていてくれる人や、手を差し伸べてくれる人がいても、
自分がそれに気付く余裕がないというか、
それどころじゃない・そんな状態じゃないと、
結局、手を差し伸べてもらっても
あまり効果が無いことになるのではないかと思う。
「無理して強くならなくていいよ」が、
一番この手紙の中で好きな言葉で、何年ぶりかに手紙を読んでジーンと来たし、
今の自分にもあてはまる言葉だなと思う。