足 | 18歳で骨肉腫 ~ステージ4からの復活~

18歳で骨肉腫 ~ステージ4からの復活~

骨肉腫を乗り越えて回復に至るまでの道のり。

 

普通の人の歩き方と、私の場合の歩き方の違いを絵にしてみた。

ポイントは膝の曲がり具合と、

かかとから地面につくか、つま先から地面につくかだ。

 

私も正直、手術して歩きにくくなるまで、

歩き方なんて気にしたことが無かったし、

歩けることが普通のことじゃないんだと分かった。

 

歩くことが難しくなって、人の歩き方をよく観察するようになった。

すると、私の歩き方は一言で言うと「棒歩き」て感じだ。

腫瘍があった膝小僧の上は、手術した後へこんで筋肉がつかない。

腫瘍の周りの筋肉も一緒に手術で取って、筋肉が無いと

そこに体重をかけるとガクッと体勢が崩れそうになる。

 

普通の人は足を曲げた状態で歩いて、かかとから地面につく歩き方だ。

私は足を曲げた状態が困難なため、

いろいろ出来ないことが多いんだと思う。

走ったり、階段を上ったり、ジャンプしたり。

 

主治医にそのことを相談したら

「まぁ、腫瘍の周りの筋肉も取っているから、

あとはどれだけ周りの筋肉がカバーするか」

とのこと。

 

周りからは「人工関節入れただけでしょ?」とよく言われた。

その言葉の意味は、もっと回復するはずということだと思う。

もっとお年寄りで人工関節の人もいるが、

スタスタと普通に歩いている。

 

私の憶測ですが、

骨肉腫=骨に腫瘍ができて人工関節にした人と、ガンではなく人工関節にした人では

同じ人工関節でも違いがあると思う。

 

個人差で回復に違いはありますが、私の場合、

腫瘍の周りの筋肉を取り、おまけに抗がん剤の副作用による足のしびれで

機能回復は芳しくなかった。

 

同じ骨肉腫で足に人工関節を入れた人でも

走ったり出来る人は出来る。