「第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選」観戦 | ネコのひとり言

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 高崎アリーナ

 

久々のスポーツ観戦は地元高崎アリーナでの体操。

今回の全日本体操個人総合選手権は来月行われるNHK杯体操とともに、その成績によって7月のパリ・オリンピックの出場が内定する重要な大会です。

パリオリンピック


この日(4/12)の男子予選は1班が11:30~14:30、2班が16:50~19:20のタイムスケジュール。
有力選手が出場する2班を観戦しました。

注目選手は橋本大輝選手を筆頭に、萱和磨(かやかずま)・谷川航(わたる)/谷川翔(かける)兄弟・田中佑典選手や高校生の角皆(つのがい)友晴選手など、実力派揃い。
(橋本選手は2023年世界大会で優勝しているため、オリンピック出場は内定しています)

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 有力選手

ところで、体操競技は観戦位置をどこにするか?で悩みます。
というのも、6つの種目(跳馬、鉄棒、床、吊り輪、平行棒、あん馬)が、一斉に行われるからです。

今回の会場のレイアウトは会場出入り口から見ると次のとおり。
右側:真ん中付近に鉄棒、壁に沿って跳馬
中央:奥に床、真ん中付近に平行棒、手前があん馬
左側:真ん中付近に吊り輪

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 会場内レイアウト


どの種目が一番見たいかによって席を決めるわけですが、やっぱり一番は鉄棒。
そうすると席は右側になります。
でも、こちら側では跳馬が壁よりに設置されているため、観客席の陰になってあまりよく見えません。
躍動感のある跳馬は少し離れてでも見たい。

というわけで、左側真ん中よりやや奥の中段席にしました。
平行棒やあん馬が少し見づらいのはやむを得ないでしょう。

選手入場セレモニー。

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 選手入場セレモニー

子予選 選手入場セレモニー選

 

競技開始。

子予選 競技開始前の点検


6人が一組になった全6組が、6種目を順番に行います。
各種目ごとに設置された大型モニタには演技中の選手名が表示されるので、遠くからでも経過が分かりやすい。
なので、見たい選手の演技が重なったときには困ってしまいます。

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 モニター


どの種目も見応え十分ですが音のライブ感がすごいです。

「跳馬」では助走で加速をつけてから跳躍板を蹴る音、「鉄棒」では大車輪のときに鉄棒がきしむ音、「床」では空中演技するために床を蹴る音や着地音など、TV観戦では体感できない音の迫力に圧倒されます。

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選  跳馬

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 鉄棒

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 床

 

今回私が注目したのはあん馬。
これまではどの選手が演じてもあまり変わりばえしない、退屈な種目だと思ってました。
それがどうでしょう。
席を移動して間近で見たら見方が一変!

鉄棒、吊り輪、平均台などのような器具の使い方をするのではなく、あん馬の上で自分の腕だけを使い、体を支えながら足を上げたり体を回転させたり移動したりします。
ただひたすら愚直に演技するっていう”きまじめさ”がカッコいい。

第78回全日本体操個人総合選手権/男子予選 あん馬 橋本大輝

今回観戦してあらためて思うことは、ミスする人が多かったことからも分かるように、着地がいかにむずかしいか、ということです。
そのぶん決まるとカッコいい。

内村航平選手はホント、凄かったんだぁ・・。
決まるとその種目の演技が引きしまってカッコよく見えることです。

※写真は特別な許可を得て撮影しています。