【心筋症9】 ICU(2) | ネコのひとり言
ICU2で治療中は、点滴やブドウ糖その他の管や人工呼吸器などの機器が接続されている関係で、ベッドに寝たきり状態だ。
 
おしっこの管が挿入されているので小便は問題ないが、大の方は看護師さんに世話をしてもらう以外にない。
 
イメージ 1紙おむつはしているのだが申し訳ないなぁ・・という思いがつのる。
 
断続的に麻酔が投与されているためだろうが、ときどき目を覚ましたときには朝なのか夜なのか、今日は何月何日なのか時間経過がまったく分からない。
 
その上、身体拘束の一環なのか人工呼吸器の一部なのか口の中に何か入れられ、まともに話すこともできない。
neco嫁や看護師さんなどとの会話は、筆談によるしかない。
 
でも、何でこんな状況になっているのかを考える思考力もなかったから不思議だ。
 
今から思うと、よくもまぁ一週間も寝たきりに耐えられたものだ。
 
28日目
イメージ 2
途中38.7℃の熱が出たこともあったが、口のチューブ、首のチューブも抜け、今日からリハビリ再開。
まず水・ゼリー・氷など飲む訓練と水分補給。立ったり座ったり(ベッドで)、足首上下、手のグーパー運動。
 
レントゲン撮影もあった。
ベッドでレントゲン撮影できる移動型X線装置があるのを初めて知る。
 
周囲への被曝量が気になるところだが、照射中心から2m離れれば被ばくは気にする必要がないらしい。
 
PM3頃、ICU1へ移動。
 
29日目
トイレで力んだら不整脈が出た。
重篤な心不全はトイレ(大)が要注意だ。
 
昨日は脈拍56~60が今日は120以上、脈がバラバラ。
電気ショックをかけ窮地を脱出。
 
PM5頃、本日二度目の不整脈が出て再度電気ショックをかけるところだったが、脈が自然に戻ったため結局行わなかった。
 
使用中の点滴イメージ 3
【ディプリバン】
静脈投与用の全身麻酔薬。
病院で手術を行う際に用いられる麻酔薬であるが、集中治療における人工呼吸中の鎮静にも使用される。
麻酔の導入が速やかで滑らかであること、麻酔の深度を調節しやすいこと、良好な麻酔の維持ができること、意識の回復が速く、回復の質が優れていること、などの特徴を有する。
人工呼吸器をつけているような患者を眠らせるため・鎮静のために日常的に使われる。人工呼吸器は意識がある状態で使うと結構苦しいからだそうだ。
 
【 ドブポン注0.3%シリンジ】
心臓の収縮力を高めたり、血管を拡張させたりすることで血液の循環状態を改善する。通常、急性循環不全における心収縮力増強に用いられる。
 
【フロセミド注20mg「トーワ」】
尿による水分排泄を増やし体の過剰な水分や塩分を排泄し、むくみなどを改善するループ利尿薬。
腎尿細管におけるNa、Clの再吸収抑制により利尿作用を示し、さらに利尿による循環血流量の減少などにより血圧を下げる。
 
【ヘパリンNa注1万単位/10mL「モチダ」】
血管の中に血栓ができるのを防ぎ、 血液が固まるのを防ぐ。
 
30日目
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ほかの部屋からのナースコールのオルゴールが、夜中中近くで鳴っていて熟睡出きず。
9日ぶりにブドウ糖から普通の食事に戻った。
 
食欲のことも考慮して朝食はパン、昼食はうどん、夕食は雑炊にしてもらう。
朝食時の牛乳が冷たくて美味しい!
 
リハビリ(つま先立ち、3m先の壁タッチ)。
 
座薬→飲み薬に変更。
 
お昼前、急遽部屋変更 ICU2 → 個室へ移動。