150万部のベストセラーだそうです。
このあとも5人が待っておられるようです。
のような文章で、とってもお茶目で可愛い人だなぁ・・と思いました。
でも、いわゆるハウツー本ではないところがミソです。
「まさかこんな基本的なことは、今さら聞けないよね」という質問が、思わぬ収穫を得ることがあるとのことです。
事前にヘビメタについて担当編集者からレクチャーを受けたアガワさんでしたが、その説明がよく理解できないまま対談の日。
おそるおそるデーモン閣下に聞いたそうです。
以下本書からの抜粋。
すると、驚きましたよ。デーモン閣下は親切!しかも説明がお上手!私のようなロックシロウト相手に、それはわかりやすく教えてくださったのです。
「ハハハ、ロックというのは、わかりますね?」
最初に私に優しく断りを入れてから、こんなふうに話してくださいました。
「ロックがいろいろな枝葉に分かれていく中で、速さと激しさを追求したものをハードロックというんですね。♪ガンガンガンガン、ガガーンガンガーンガーン、タターンターンタ、バーンバーンバーンっていう感じ」
「ほうほう」
「じゃ、速くて激しければ全部ハードロックなのかというと、そうではなくて。そこからまた枝葉が分かれていって。速くて激しいけれど、ドラマティックであったり、仰々しい決めごとを取り入れる。たとえばクラシック音楽のワンフレーズを持ってきて、あるイントロに来たら全員がちゃんと、♪ダダダダーンみたいなベートーヴェンの『運命』のメロディをぴったり合わせる。そういうのを様式美というんですけどね」
「はあ~」
「簡単に言うと、様式美の要素を入れないと、ヘヴィメタルとは認定されないんです」~
老人相手でなくても思い当たりますね・・。