「三毒追放」にはコツがいる。怒り・愚痴・妬みを止めるためのコツ。 | 働くをワクワクに。生き生き働く職場づくりを考える社会保険労務士のブログ

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「三毒追放」って知ってますか?

 

勝間和代さんが提唱しているもので、「怒り・愚痴・妬み」の三毒を止めようというもの。

三毒を追放するといいことがたくさん起きて願望実現しやすくなるそうです。

この三毒追放はたいへん効果があるらしく、いろいろな場所で耳にします。

 

 

しかし、この三毒追放にはコツがいります。

ただただ、やめようとしてやめられるものではないと思っています。

そのコツとは、まず三毒を「悪者」扱いしないこと。

三毒をやめたいなら、まずは三毒を大切に扱うことです。

 

 

矛盾してますか?

そう、矛盾しているんですよね。

でも、嫌えば嫌うほど、上手くいかないんです。

 

私は、数年前にこの三毒追放を知って実践してみました。

しかし、どうしても続かなかった。

なぜなら、三毒をやめるために、三毒をすることを「我慢」していたからです。

怒りが沸くのを「怒ってはいけない」と押さえつける。

愚痴をいいたいのを必死で我慢する。

妬みを「妬む私は心が狭い」と自分を責める。

そうやって、自分を責め続けていました。

 

責め続けるとどうなるか?

エネルギーを消耗します。

自分にも人にも優しくなれず、ますます三毒が増えるという悪循環でした。

この時、思いました。

「私には無理だ」

そのまま、

三毒を止めることはできずに数年が経ちました。

 

今、ようやく三毒追放できるようになってきました。

その理由は、三毒を「悪者」扱いしないということを学んだからです。

 

どんなネガティブな感情も、大切に思う。

だって、そのネガティブな感情も大切な私の一部なのだから・・・

ネガティブなその感情は今ここに存在しているのだから・・・

 

良い感情も悪い感情もない。

そこに存在する感情を押さえつけても、嫌っても、今ここに存在してしまっている。

存在するものを否定したところで、それはますます存在をアピールしてくる。

 

小さな子どもが泣いている時、叱りつけるとますます泣くのと同じ。

子どもを無視すると、「見て見て~」とますますアピールしてくるのと同じ。

 

否定せずに存在を認めてあげる。

そうすると自然な形で三毒が癒されていくようです。

 

だから、ネガティブな感情には、お茶でも出して、「そうかそうか~」といたわってあげるくらいがちょうどよいようです。