あの電撃には僕の名前が付いている
皆さん、おはこんばんちは
『新鮮・清潔・真白、それらは大抵の場合朽ち果てている。何故なら使い古されているからだ』
幼い死神です
時として
人は意志の弱さを突かれる時がある
あれは、何度味わっても
芳醇な蜜に溢れている
人は何故分かっていても
その禁断の果実に手を出してしまうのか
人は何故分かっていても
過ちを繰り返してしまうのか
それが人の本能でしかないというのであれば
人の生き方とは
人のいる世界とは
吐き気がするほどにあんまりな悲しみに満ちている
まぁ、つまりが
二度寝して遅刻しかけました
ぶっちゃけ、幼い死神がいつ
携帯のアラームを速やかに消し、かつスヌーズ設定を軽やかに解除してのける技術を手にしていたのか不思議でならない
さて、今日買ってきたのは
タイトルからお察しの通り電撃文庫作品を含めて3冊
ぶっちゃけ発売日に購入できなくて悔しい限りですがまぁいいでしょう
サクっといきましょう
『狼と羊皮紙』
作:支倉凍砂
イラスト:文倉十
「ー綺麗な毛並みですね」
昔、あるところに一人の若い行商人がいたという
ある村に立ち寄った彼は、いつも通り自分の馬車で夜を過ごそうと、積み荷の毛皮にもぐり込んだ
そこには見目麗しい少女がいた
その彼は、いつの日か幸せを手に入れた
そして、その出来事から一世代
奇しくも同じ始まりの物語
その彼は、いつか世界を変えてみせる
さて、幼い死神も結構好きな作品
「狼と香辛料」の続編「狼と羊皮紙」です
と言いましても幼い死神は
コミカライズ版、及びアニメまでしか知識がありませんし
原作は3巻ほどしか触れたことがなく
結末も読んでいる友人から伝え聞いた程度です
「にわか」と言われつつ気にっている作品の一つです
そして、この作品は
皆さんもご存知の通り原作にも登場した
聖職者を目指す少年「コル」と、かの娘「ミューリ」のお話
通して読んでみましたが
幼い死神のようなコミカライズ・アニメのみの知識でも特に問題なく読めました
前作知っていれば
もう少しニヤリと出来るシーンもあったかもしれませんが
まぁ、それは仕方のないことです
とりあえず、幼い死神が感じたのは
前作と今作、目を向けているものが違いという事
ホロとロレンス物語は
『これまで生きてきた人』へ
コルとミューリの物語は
『これから生きていく人』へ
かの青年は世界が厳しいことを知っていた
だから、彼女には優しくあろうとした
金貨と天秤を使って
この青年は自分が優しくありたいと思った
だが、世界が優しくあれと願った
羊皮紙とインクを使って
この青年が変えていくのは未来
どこかが悪いけれど、どこが悪いのか分からなかった
なにかが悪いけど、それが悪いということに気づかなかった
そんなどうしようもなく
どうする必要もなかった世界を変えていく物語
しかしながら、本音を言うと
ミューリ可愛い!
ホロは『知っている可愛さ』がありますが
ミューリは『知らない可愛さ』がある!!
無邪気でありながら、その目は純粋に何かを追っている
目移りはすれど、好きなものを手に入れんとする牙は持っている
前作
狼は彼女で、彼は羊だった
さてこの「狼と羊皮紙」では
どちらが『狼』でどちらが『羊』なのか
思うのはどちらで、思い煩うのはどちらなのか
そんな最後にやにや必死の物語をお楽しみください!!
そして巻末の小梅先生のイラスト見て
リアルに「ふわぁぁぁぁ!」ってなった
作中には存在しない
母娘共演にテンション上がりました
『魔法科高校の劣等生 20 南海騒擾編』
原作:佐島勤
イラスト:石田可奈
さて、ついに20巻の大台突破
「魔法科高校の劣等生」最新刊です
帯にもある通り劇場映画化も決定し
波に乗っていますね
同時期のAWも劇場化しましたし
いつかは見てみたいです
さて、今巻は本編というよりも
「番外編」と銘打った方がいいと思います
本編の助け……
というか本編に繋がり補完にもなる番外編的巻ですね
最近の「魔法科」には珍しい
1巻で完結するものなので、続きが気になったり
前巻の話を忘れてしまったりということがありません
さて、今回の話はどんなもんかなーと思いつつ読んでみましたが
案の定「流石ですお兄様」的な展開もあり、朴念仁に対する恋愛模様
あまりスポットの当たらなかった登場人物の活躍など
番外編に合った波乱の物語で面白かったです
ちなみにお兄様は万能すぎます何でもできます
十徳ナイフですレザーマンツールみたいです
劣等生設定どこ行ったし
しかしながら、久々に魔法科らしい
「強ぇ~~」な話が読めたので幼い死神的には満足です
最近のバトルものは苦労して敵を倒して成長していくストーリー多いけど
「なろう作品」にありがちな
『最初からレベルMAX』で無双な話も面白いよね
普通の場合、「俺つえー」作品を読んでいると後半から
『上げ過ぎたレベルでモンスターを蹂躙していると何か大事なものを失った気がする現象』が起きるのですが
この作品はあまりないですね
なんででしょうか??
まぁ、この3年生編とのつなぎにもなる1冊
是非とも楽しんでください
『DNAは教えてくれない』
作:みんたろう
さて、幼い死神が皆様にお知らせしたくなって購入した作品
「DNAは教えてくれない」です
連載されているのは「月刊少年シリウス」
幼い死神は「将国のアルタイル」「転スラ」を目当てに読んでおります
タイトルに「DNA」とありますが
遺伝学等々はあまり関係ありません
どうでもいい話ですが「DNA」と言えば
大学の時の先生が『クリック博士』のサイン入り書籍持ってたです
物語の舞台は
こんな未来が待っていたかもしれない『地球』
増え続ける人口
消費される天然資源
大規模な自然災害
激変する環境
そんな『どうしようもない』地球だから
動物が少女に変化しても
何の問題もないのである!!
そう!
このお話は人間になってしまった動物のケモ耳少女たちが
学園都市に集められて共同生活をし
そのなかで悩みながら考えながら楽しく可愛く生活していく
動物擬人化作品なのだ!!
この作品に登場するのは動物擬人化娘!
全て女の子なのである!!
ヤローの擬人化などだれも得しないのである!!
そして女の子と女の子の共同生活!!
分かるよな?
分かってるよな?
分かってくれるよな!?
やっぱり、なるよね!?
スキンシップとかあるよね!?!?
でも、ここで画面の前の皆様も考えて欲しい
スキンシップとは何か
動物のスキンシップとはどのようなものなのか??
そうだ!!
動物のスキンシップとはスリスリであり
動物のスキンシップとはぺろぺろであり
動物のスキンシップとははみはみなのだ!!
つまり
新しい世界が花開く
そんなこんなで
種族的違いから苛烈なスキンシップとかあったりして
何とまぁ可愛い!!
元動物なのでペロペロスリスリは普通のこと!
何とも百合百合しい光景か!!
でも、ちゃんと動物にも戻ります!
人間形態でいることはちょっぴり難しいので
擬人化初心者はふとしたことで動物に戻ってしまうのですね
しかもこの作品では
動物に関する豆知識もつくよ!!
覚えたら学校や職場で自慢しよう!
でも、いきなりそんな話をして
白い目で見られても幼い死神は責任取らないぞ!!
幼い死神は勿論
この牛っ娘が好きですよ!!
でも、優しいだけじゃないからね!
動物だからね!!
そんなこんなで
動物でありながら人間でもある
人間らしい営みを望む者も
動物らしさを求める者も
自然ゆえに純粋で
人間ゆえに行動出来て
いろんな生態を持ち合いながら
楽しく可愛くちょっぴりえっちぃハプニングもある
学園動物少女コメディ!!
「ちょっぴりえっちぃ」は問題ないのかって?
動物だから大丈夫だよ!!
是非とも触れてみてくださいね
では、今日はこの辺で
また次の記事でお会いしましょう
知性は重荷にならないが枷にはなる
皆さん、おはこんばんちは
『三日坊主とは常に新しい刺激を受ける事の出来る生き方である』
幼い死神です
先日、幼い死神がプレイしているソシャゲ
『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』が
一周年を迎えました
プレイしていること自体は記事にも書きましたし
これを読んでいる皆様の中にもプロデューサーがいることでしょう
一周年の記念で
通常衣装も増、そしてこの衣装がまた作り込みが良くて
初見ではSSRと言われても勘違いするほどです
そんなこんなで
一周年記念キャンペーンで「スカウトチケット」が販売され
幼い死神も早速購入した次第です
さて、この「スカチケ」
恒常的にガチャ排出されるアイドルなら誰でも選んでスカウト可能ということで
流石の幼い死神も2日くらい使い道に悩んでしまいました
てことで幼い死神が選んだのは
SSR『《偶像》のフラグメント 二宮飛鳥』
さて、中二病には大きく二つのタイプがあり
『自身の世界観を作り上げるタイプ』と
『自身を特別だと思うタイプ』がいますが(幼い死神調べ)
彼女は後者です
まぁ、選んだ理由はいろいろありますが
とにかくMVでの3Dの作りが良いのが理由ですね
よく分かりませんが
「良いモデリング」とでもいえばいいのでしょうか??
髪や装飾品の揺れる感じが好きなんですよね
あと特に
『下半身』が気に入りましてね!!
『このファスナー下ろしてみたいなー』とか
『安全ピンとかゾクゾクするなー』とか思いながらMVで楽しんでおります
さて、こんなわけで
このゲームを始めたころの目標であった
『MVで見れる5人すべてをSSRで揃える』を達成したことになります
まぁ、全員恒常アイドルですし
限定が一人もいないのは少々アレですが
無(理のない)課金勢としてはこんなもんでしょう
音ゲーの経験が「太鼓の達人」位の幼い死神ですが
フルコンはまだしも、クリアするだけなら全楽曲問題ないくらいには上達できたので
まぁ、今後も無(理のない)課金勢としてやっていきます
さて、今日買ってきたのはこちら
まったりいきましょう
『対魔導学園35試験小隊 Anaother Mission 2』
作:柳実冬貴
イラスト:切符
さて、今巻は短編集
「対魔導学園35試験小隊」の最新刊です
なんだかんだで本編は最終巻を迎えたこの作品
この短編集は幕間を埋めたり、番外編や最終章のその後を描いた作品となりました
いやはや、この1巻を読み始めた頃を思い出します
その後、アニメ化も決まって
「あの辺の心抉る系シーンとかアニメでどうすんの?」
と心配したのも昨日のことのようです
と言いつつも、放送時間の関係で
アニメを見ることが出来なかったので、今度DVDでも借りて見てみようと思っています
最近のDVDレンタルってすごいよね
旧作ならアニメ1期13話全部見ても600円
それで390分、6時間以上も楽しめるんだから素敵だよね
それだもんで
老後は古本屋で名作文学小説100円で買って読んだり
名作映画のDVDとか見ながら過ごそうかなとか考えてます
さて、話がそれましたが
「35試験小隊」の短編集ですが
まぁ、あまり細かく書くとネタバレにもなりかねないので簡単に感想だけ
やっぱり、最後というか
最終巻の短編集は
『こう』であって欲しいなと思いました
笑顔のまま物語を終わらせることだったり
最終話で終わるだった物語を
その後の創造に思いを馳せることが出来るようにちょっとだけ未来を予感させてみたり
このまま灰色で終わるはずだった話が
色あせない未来を感じるものになりました
ここまで「35試験小隊」を読んできた皆様には
是非とも楽しんでいただきたいですね
『アイドルマスターシンデレラガールズ WILD WIND GIRL』
原作:バンダイナムコエンターテイメント
漫画:迫ミサキ
さて、前置きネタにも書きました
アイドルマスターシンデレラガールズのスピンオフ的コミカライズ
「アイドルマスターシンデレラガールズ WILD WIND GIRL」です
連載は「月刊少年チャンピオン」でしたね
あの雑誌って
ヤンキー漫画しか連載しているイメージ無いんですけど………
まぁ、たぶんそのイメージで合ってると思うですけどね
さて、今回のコミカライズでスポットが当たったのは
「向井拓海」
ゲームの方でもユニット『炎陣』としてイベントにも登場しましたね
簡単な作品のコンセプトは
そんな元ヤンツッパリ系アイドルが誕生するまでのお話です
なんか、昔ジャンプでそんな連載なかったかな………??
まぁ、劇場でもこんな展開あったし
たくみんといえばこれはお約束ですよね!!
流石、期待を裏切らないぜ!!
今回の1巻は『始まり』というか
プロローグじみた部分があったので
本格的にアイドルを突っ走っていく彼女が見れるのは次巻以降になってしまうでしょうね
今回はたくみん以外のアイドルとして「ふじりな」も出てきたので
コミカライズでも『炎陣』結成してくれないかなーとか思ったりしてます
いやはや、この作品に限らず
こうやって一人のアイドルにスポットを当てた作品
ってもっと増えてもいいと思います
幼い死神個人的には
『ありす』と『になちゃーん』がメインの話をはよ……
まぁ、全国のプロデューサーの希望を叶えて
全員分コミカライズしたら
とんでもないことになると思いますけどね
個人的にはSSなんかでもよく見る
「ふみあり」「ありす・梨沙・桃華」とか
何人かまとめてコミカライズしてもと思います
有名SS「シンデレラジオ」シリーズとか
ストック沢山あるんだから是非とも誰か描いてほしいものです
そんなこんなで
アイドル街道仏恥義理な彼女の物語を読んでいきたいと思います
『ご注文はうさぎですか? 5』
作:Koi
さて、今でも大人気
「ごちうさ」の最新刊です
記事中で紹介したことはないかもしれませんが
一応幼い死神も原作全巻揃えていたんですよ??
新刊出てることに気づかなくて少し遅くなってしまいました
幼い死神は
チマメ隊が可愛ければ何でもいいのです
アニメもちょっとしたときに2.3話見て
某動画サイトで「チマメ隊まとめ」を見た程度です
こういう4コマ作品は
原作でもアニメでもどこをどう見ても
「なんとなく」話が分かって楽しめるから魅力的ですよね
今巻も安心と信頼のゆるゆる加減なので
気負わずにぼーっとしながら可愛さを楽しむことが出来ました
日常に癒しを求めている人はぜひともどうぞ
では、今日はこの辺で
また次の記事でお会いしましょう
それは誰かの笑顔を見ることだったり
善行を積むことは魂に罅を入れる行為に他ならない
皆さん、おはこんばんちは
『グロ耐性あるって言ってる人間の殆どはろくでもない』
幼い死神です
【都市間格差】
最近、地域格差というか
地域のギャップによって
ちょっぴり恥ずかしい思いをさせられることがあります
先日、幼い死神は研修のため
大都会・東京を訪れていました
ビジネスホテルに一泊後
朝になって同僚とタクシーで会場に向かおうとした時のことです
幼い死神『んじゃ、タクシー呼びますか』(←ロビーの公衆電話へ向かう
同僚『どこに行くんですか?
タクシーなら大通りに出ればすぐ見つかりますよ?』
幼い死神『…………ですね!!』
(注:幼い死神の田舎では流しのタクシーはほぼ走っていない
タクシーを使うときは電話等で「呼ぶ必要」がある
ちなみに都会の人は知らないかもしれませんが
田舎では『大人一人につき車一台持ってる』パターンが多いです
田舎は車がないと生活できないよ!!
公共交通機関とか最寄駅が遠いよ!
バスは一日4本くらいだよ!(まだマシな方
時刻表確かめずに駅に行くと何時間も待たされるよ!!
さて、今日買ってきたのはコチラ!
新刊でもないのでさくっといきましょう
『異世界拷問姫』
作:綾里けいし
イラスト:鵜飼沙樹
さて、今回買ってきたのはMF文庫より
「異世界拷問姫」です
実は新刊でも何でもないのですが
新刊用平台に乗っていたので気づいた次第です
最初は
『あれ?鵜飼先生のイラストだ!』に始まり
著者名を見てみると
『「B.A.D.」の綾里先生の作品ではないか!!』
とびっくりして慌てて購入した次第です
幼い死神はこういうタッチのイラスト好きなのですよ
似た系統だと「フルーツパンチ」先生とかですね
まぁやはり、長くラノベを遠ざけていると
このような情報も手に入り辛くなってくるのですね
先ほど調べましたが、この作品ももうすぐ2巻が出るようです
全く、知らないというのは恐ろしい話です
さて、何はともあれ
あらすじを
【あらすじ】
「我が名は『拷問姫』エリザベート・レ・ファニュ。誇り高き狼にして卑しき牝豚である」
死後、異世界転生した瀬名櫂人の前に現れたのは絶世の美少女・エリザベート。
彼女は『拷問姫』を名乗り、従者として自分に仕えるよう櫂人に命じるが――
「断る」即答する櫂人にエリザベートは『拷問』か『執事』かの二択を突き付ける。
あえなく陥落した櫂人はエリザベートの身の回りの世話をすることになり、咎人たる『拷問姫』の使命
――14階級の悪魔とその契約者の討伐に付き合わされることになるが……!?
「あぁ、そうだ。余は狼のように孤独に、牝豚のように哀れに死ぬ。たった一人でだ」
綾里けいし×鵜飼沙樹! 最強タッグが放つ異世界ダークファンタジーの最高峰!
さて、世の中には作品の感想を書くときに
『グロテスクだった』と表現する方がいる
人が殺されるシーンや残虐なシーンが入ると
殊更強調されることもある
最近の人気作でも
「魔法科高校の劣等生」の感想において
まぁ気持ちも分からんでもないが
主人公の行動の結果を
『グロテスク』と表現している感想を見かけたことがある
グロテスクとは本来は誤用だが
『生理的嫌悪感を発生させる表現』という使い方をされることが多い
しかしこの「嫌悪感」
作品につける感想、形容詞としてはいかがなものだろうかと考えるときもある
たしかにダークな表現をする作品は数多いが
「グロテスク」といえるようなラノベ作品はあまり出会ったことがない
(あるにはある)
この感情をもう少し上手く表現する良い言葉はないものかと思う今日この頃である
あ……、この作品は
『グロテスク』って表現されていいと思う
基本としてはあらすじ通りの
「ダークファンタジー」です
過去に領民を拷問に掛けたために
悪魔と契約者の討伐を負わされたヒロイン・エリザベート
それに捕らわれたモノの扱いが
『そう』言われざるを得ない行為で表現されています
ここに登場する人物において
「過去」は意味を為さない
それはもう終わったことだから
そして「未来」も意味を為さない
それは終わった後だから
だからこそ
『今』がある間には少しでも悲惨な幸せを求めている
『そうしなければならなかった』理由があって
『そうすることしかできなかった』事柄があって
『そういうものだったと受け入れなかった』彼女がいる
過去の彼女は血に染まっているし
未来の彼女も市に塗れることが決定している
死を与えた後に来た
死を与えられるまでの『現在』
そんな『現在』に新年をもって覚悟して生きている彼女の行動は
先に言った『グロテスク』と呼ばれる表現を容易く吹き飛ばします
それこそ『格好いい』と思えるほどに
彼女が過去に行った罪
彼が過去に行った罪
そんな過酷な過去の光景を
現在の行動で贖い償って
そして未来の終わりへと向かう
その地獄すべてが当たり前に見える
血塗られた過去と苦痛しかない未来
そして滅びの垣間見える現在を想像しながら作品をお楽しみください
あぁ、でもエリザベートと主人公の掛け合いは
めっちゃ和む
『えっ?今までの残酷拷問劇場は何だったの??』
ってくらい和む
なんだろう、格好と中身が伴わないっていうか
外見と内面のギャップがもの凄く可愛く見える!!
裏と表というか
どっちが裏なのかは分かりませんが
そういった緩急つけた砂漠の中の一滴の水的な情景も作品の魅力ですね
あぁ、革ベルト捲りたい………
さて、2巻も出ると言いましたが
結構この1巻だけでも話は綺麗に終わってます
主人公の心情の変化やら、過去からの離脱、未来の光景など
一通り読み切れる内容です
次の2巻も楽しみにしつつ
気になった方は1巻だけでもだいぶ楽しめますので
興味があったら読んでみてください
では、今日はこの辺で
また次の記事でお会いしましょう