メトロに乗って004 -日光編- R6.06.22-06.24 | Turtlewalk

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亀の歩み。遅てもええやん。自分のペースで歩いたらええやん。

あぁ宇都宮駅

「あゞ宇都宮駅」

8ヶ月ぶり、今年初となる4度目のデート。この週末に向けて色々とアクシデントはあったものの、どうにか切り抜けて迎えたこの日。先日、遅めの梅雨入りが発表された。今回は久しぶりのジェットスターに搭乗となる。いつものごとく(岬公園駅)駅前のパーキングに車を停めた。ちょうどお昼となるタイミングのフライト。ピーチじゃないので、関空第一ターミナルへ。

食事のところがいくつか復活していた。迷うことなく蓬莱の豚まんをチョイス。外国人が翻訳を駆使しながら購入してるので、なかなか行列が捗らない。ようやく久々の豚まん2個430円をゲットして、ベンチで5分と待たずに胃袋に収めて保安ゲートを潜った。機内は左右3列ずつの座席でなんとなくピーチより狭く感じた。僕は数ヶ月ぶりに”ドラクエ6”のアプリを起動して時間を潰した。席の近くを担当している、男性CAのMasaki がずっと私語をしているので、とても気になってしまった。ほんの1時間半の空の旅だった。いつものピーチとは違うところに到着。成田空港の中を歩いてターミナルへ駅に着く。今回はケチらずに最速(34分)で上野を目指したいので京急のスカイライナー2580円に飛び乗った。中島健人がイメージキャラクターで、車内アナウンスではセクシーサンキューの名台詞を聞くことができた。相方の登場まで少しあったので、上野駅前のおもちゃ屋へ。関空もそうやったけど、土曜日のせいもあってか町はほぼインバウンド天国。一通り全フロアを舐めるような感じで、見学して早々に退散。近くのセブンでおにぎりとパンを買って路上で食べた。ややあって上野駅。相方様が宇都宮線のグリーン券を持って現れた。ここから2時間弱の列車の旅。車窓は都会のコンクリートジャングルからベッドタウン埼玉を抜けて、僕の故郷に似た緑豊かな景色に塗り変わっていった。夕刻の宇都宮に到着。駅前のリッチモンドホテルにチェックインして車内で話してた珉亭という中華屋を目指そうと表へ出た頃には黄昏時をすっかり過ぎていた。珉亭は駅から南西。その情報と勘だけで宇都宮市街をそぞろ歩く。10分ちょっと歩いて、そろそろきちんと検索しようと場所をマップで探すことに。するとあろうことか、店舗は土曜日は定休日。火曜日も定休日なのに、土曜日も定休日!ありえん!!!ぬぬぬ。急遽、行き先変更で宇都宮イチオシの餃子通りという所へ舵を切った。目抜き通りを超えて西へ向かうと餃子通りのゲートが見えた。宇都宮餃子で一番有名な“みんみん”と言うお店を発見。ところが、現在時刻20時02分。お店は20時まででもう入店はできない状態でした。なんでやねん!すぐに諦めて、再び宇都宮駅を目指す。大きくぐるっと散歩してきた感じ。もう口が宇都宮餃子になっているのでなんとかありつきたい。横断歩道を渡ったところに学生がたくさん屯していた。その後には餃子を売りにしている、居酒屋の明かり。学生を掻き分けて入り口に到達。どうやら23時まで営業してるみたい。いざ、入店しようとしたら1枚の張り紙。「本日21時まで貸切営業です」の文字…。あの学生たちの宴のために貸し切られているようだった。トリプルショック。駅前にあった大きな看板の餃子屋は、しこたま行列してて並ぶ気が失せるし、通りの反対側の餃子屋も「本日営業終わり」の札が見える。真後ろにあった餃子屋もさっきまで並んでいなかったのに、今は6人も並んでいる挙句の果て、漂着したのは、庶民の味方サイゼリヤの暖かい灯火に僕らは吸い込まれた。この後ジムに行く予定なので、ドリアとチキンステーキだけ注文。あゞ宇都宮。どこまでも縁のなかったこの1時間ちょっと。気持ちを切り替えてジムに行くために駅の東口へ。すると23時までと書かれた餃子屋が煌々と営業していた。でももう腹ごしらえもしたし、ここは涙を飲んで店をスルー。その他にも餃子を売ってそうな店が見て取れた。もうここは一旦餃子を忘れよう。そう硬く決心した。ここまで何度、「餃子」と書いただろうか漢字の書き取り位書いている。

エニタイム宇都宮城東店。僕にとっては4店舗目。相方にとっては記念すべき190店舗目のエニタイム。僕はいつものメニューの中で今日ここでやれるものだけやろうと思って、あちこち移動しながら汗を流した。明日のことも考えずに脚のトレーニングまでしてしまって少し不安になった。帰り道に遅くまでやってる、スーパーに寄って、何かしら買おうと買い物して。ホテルに戻ると。明日7時起きだというのにずっと喋っていた。主に僕ですけど。3時ごろ寝て5時から起きていた。もうおじいちゃんだ。

「日光詣」

リッチモンドホテル宇都宮駅前店の朝食は1階に入っている「日本海庄や」がやってる食べ放題。お刺身もあるので、海鮮丼を作って豪華な感じに出来た。本日のメインは日光詣。別段、列車の時刻を調べることもなかったが、運良く1時間につき1本の列車、日光線にアクセスできた。宇都宮からは鈍行で40分。どんどん山並みが近くなってくる。朝からの雨予報は辛うじて立ち込める霧となって上空で待機してくれている感じだった。JR日光駅からはバスを利用する。すぐ隣の京急線を経由して東照宮へ。まずはその前に「神橋(しんきょう)」というところで降りて背後の三山。男体山、女峰山、太郎山へのお参りをする。これから日光を巡りますという挨拶だ。最初に訪れたのは輪王寺三仏。東日本で1番古い木造建築のお堂。そこは阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音を祀っていて、三仏の足元まで行ける。仏像と目が合うことができて、射すくめられる感じがとても良い。自分が小さくて生かされている存在と知る。そして参道に戻る。正面に東照宮が見えるが、そこはスルーして二荒山神社へ。恋愛、仕事、家庭をそれぞれ願うことができる。僕は家庭運、相方は仕事運を祈願した。それから輪王寺大猷院へ。ここは特に行きたかった場所。徳川家光の墓があるのだが、龍神破魔矢を買うのが目的。パートの宮ちゃんにも頼まれていたので、2つゲット。この後がどうやら、お山に連れ込まれてしまった。滝尾神社に行きたかったのだが、立て札には徒歩25分とあった。深い深い緑に囲まれた、その険しい道は苔むしていて足を取られる。ただでさえ時折降る小雨が足元の石を濡らして滑りやすい「山ビル注意!」だって。と言ってたら、実際人生初の蛭に襲われて、びっくり。息も絶え絶えに辿り着いた。その社はひっそりとしていたが、とても神秘的で、空気も清浄で、この上なく気の良い場所だった。入り口の運だめしの鳥居は、残念ながら2人とも入らなかったが、人けもなく木霊が住んでいそうな場所で、楽しい時を過ごせた。名もなき「滝」という、ただの滝を眺めて、これが白糸の滝かと見間違いながら堪能できた。もう精も魂も尽きそうなほど疲労困憊の体を引きずりながら、2人でようやく日光東照宮へ参拝。雨が本降りになってきて、カラフルな傘の花が境内を彩る。三猿は写真だけ撮って、すぐさま眠り猫へ。そのまま眼前に続く石段207段をひたすらに登ってゆく。足はもう限界が近い。しのつく雨と立ち込める霧、徳川家康公がそこに眠っておられた。死してなお、日々これほどの民草が御廟を訪ねて来られたら、まず寂しくは無かろうて。けれど、閑かに安らぐ事はならないのかもしれない。それが家康公という現人神の立場と言う事なのかもしれない。下ってきて本堂で神職さんの話を聞く。古来、庶民は陽明門を潜ることさえ叶わなかったと言うのに、今やそれを飛び越えて本堂の中、最奥の正面まで到達することができ、大層有難いことであった。しばらく雨宿りしてみたが、雨の勢いは変わらず、最後に薬師堂を拝観した。ここは“鳴龍”と言うのが有名らしく、拍子木を打つと、天井と床が見事に共鳴して、まるで天井画の龍が鳴いているかの如く聞こえると言うもの。全く予備知識がなかったので、これはすごく驚いて感動した。さて、大猷院への杉の山道を歩き、バスに乗ってJR日光へそこから宇都宮に戻った。スタバを買ってホテルの部屋でまったり。くつろいだ後、目をつけていた。サウナ南大門へ徒歩で行った。雨は上がっていて涼しい。町並み眺めすがめつ到着。昔よくあった、健康ランドと言う造りのサウナ若い人も多くロウリュウもやっていた。サ道でも紹介されたのかな。大部屋になってるサウナはとっても広い。水風呂は24度と16度。子供が遊んでいられる温水プールみたいなものも併設している。イケメンは2人だけ発見。片方はパパさんでした。そうそう、宇都宮に来てから相方のナイモンの通知が頻繁すぎて、びっくり。まざまざと格の違いを見せつけられる。南大門で焼肉を食べようと思っていたが、金額が少々高いので諦めて駅に入ってる餃子居酒屋みたいなとこで夕飯。焼き餃子、水餃子、ご飯を注文して昨日からの自分の気持ちを供養。これで宇都宮餃子も押さた。ローソンで追加の食料買い込んでホテルの部屋に戻った。コロナ以前各地で300円だった御朱印は今や500円と値上がった。また様々な限定の御朱印なども販売され、その人気ぶりは火を見るより明らか。本日御朱印に使った金額は7500円となっていた。そんな栃木の2日目でした。

「てっぱく」

2時頃には話し疲れて寝てしまったみたいだが、5時過ぎ位に起きてしまい、昨日の日記の続きを書き上げた。最終日、毎回光陰が矢の如く過ぎていく。窓の外には酷暑の日差しがやってきていた。本日の朝食も和食メニューのバイキング。昨日で学んで、今朝は温泉卵を使って卵ご飯にして食べました。2膳目はまたまた海鮮丼にしたので、なんだかんだと朝から食べ過ぎた感は否めない。リッチモンドホテルクラブ会員(無料)というのになったのでゆったり12時チェックアウトが実現、相方は2度寝しちゃった。12時ギリギリまでシエスタのような時間を部屋で過ごし、僕らは真夏日のJR宇都宮に着いた。湘南ラインのグリーン車を買って、大宮までの優雅な旅。埼玉の大都市、大宮。そこからモノレールで一駅。鉄道博物館がある。蒸気機関車から新幹線まで引退した有名な特急列車の数々が展示されていた。それ以外に、鉄道の歴史や仕事についてもいろいろと学べるようになっている博物館。自称“乗り鉄”の相方は各車両について思いを語ってくれた。僕でも知ってるもの。僕にはわからないもの。いろんな側面から鉄道を取り上げているのがとても良くて、鉄道には無知な僕でも充分楽しめた。遅めの昼食をと駅前のマルイへ。今回2度目のサイゼ。一昨日は控えめに食べたので、今日は遠慮なしで注文して食べることになる。結局のところサイゼの安さと質の安定は僕らにとって好感度大であると言わざるを得ない。3日目がカウントダウンを始め出した。湘南新宿で品川まで行き京急で乗り換えて羽田空港。今回はANAでした。早めに保安場を抜ければ相方を解放できる。僕らは、ナイモンを羽田空港に移して、次の時までまたねと別れて、また明日から2024年の夏を迎えることになる