先日、とても驚くニュースを見つけました。


腰椎椎間板ヘルニアの要因となる「椎間板」の中にある「髄核」をiPS細胞で再生することが出来たということでした!


腰椎椎間板ヘルニアは腰痛の原因の一つで、腰の骨のクッション材となる椎間板に衝撃が加わると、クッション材の主原料となる、髄核が衝撃で飛び出てしまい、それが神経を圧迫して痺れや痛み、また酷くなると歩行困難に陥る危険な腰痛です。


一昔前はヘルニア状態にある髄核を手術して取り除くことが主流でしたが、最近は人間の免疫機能で、飛び出した髄核の一部を自然治癒出来る事が分かってきました。


一方で飛び出てしまった髄核のある椎間板はクッション力が低下してしまう「椎間板変性」という状態になり、腰の安定性は下がり、腰痛になりやすい状態です。

この「椎間板変性」は加齢でも起こるようです。


まだマウスでの実験ですが、将来、椎間板の髄核が新しく再生出来て、多くの方の腰が腰痛から解放されると思うと、実用化が待ち遠しいです!