大学入試センターは1月17日、2024年度大学入学共通テスト受験者のうち約21万人の採点結果に基づく平均点などの中間集計を発表しました。今年は得点調整は行われないようです。
4回目の共通テスト
センター試験から共通テストに代わって早くも4回目の実施となった今年。来年からは新課程になる関係で再度大きな変更が予定されています。
今回はこの4回の共通テストの平均点推移を確認しておきます。(4回目=今年は1/17中間発表の数値)
英語
英語「リーディング」(100点満点)の平均点は53.3点。昨年は共通テストを含めても最も低い平均点(53.8点)でしたが更に難化か。昨年より英文の分量は実に500語増!センター試験最終年(2020年)と比べると1.8倍の量です。一方で「リスニング」(100点満点)は68.5点。昨年と出題形式が変わらず過去問などで十分に対策を重ねた受験生には取り組みやすかったと思います。
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国語
この数年、平均点が下がり続けてきた国語(200点満点)の平均点は115.7点と昨年(105.7点)よりかなり上がる見込みです。小説がとりくみやすかったという声が多かったようです。
数学
数学は「数学ショック」といわれた2022年(2回目)の印象がいまだに強く、毎年受験生を不安に陥れますが2022年以外は実は平均点は安定しています。今年は数Ⅰ・数A、数Ⅱ・数Bともに昨年と大きな差はない見通しです。
理科
理科は最近とにかく生物の平均点が厳しめでした。昨年は生物の平均点が物理と20点差以上も開いたため理科2では得点調整が行われました。今年は生物も例年より易化傾向で得点調整はなさそうだ。理科1は地学基礎が変わらず高い平均点。理科2では物理の平均点が高くなりそうです。
社会
大学入試センターは大半の答案の採点を終えた集計結果を19日午後に公表します。(得点調整の有無も19日午後に発表されます。)
今後の予定など
ベストを尽くし日々前へ!
いざゆけ受験生!!!
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