2024共通テスト①出願者数 燃えよ受験生! | 教育・受験のミカタ

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2024年1月13日(土)14日(日)に「大学入学共通テスト」が行われます。(追再試験は1月27日・28日実施)

 

上の写真は2021年コロナ禍で迎えた大学入学共通テストの早朝、名古屋大学で私が撮影した1枚です。

 

あのとき、降り注ぐ太陽の光に受験生に希望の春が早く訪れることを心より願ったことをよく覚えています。

 

その後、長過ぎるコロナ禍との戦いを経て2024年を迎えることができました。そして、いよいよ大学入学共通テストへのカウントダウンが始まります。

 

新年早々思いも寄らぬ出来事が続き、受験生の中には心穏やかでいられない人も少なくないはずですが、「今自分にできること」「今自分がすべきこと」に向き合って頂きたいと思います。

 

龍2024年度大学入学共通テストの確定出願者数は大学入試センターにより下記の通り公表されています。(グラフはNE-HDが作成)

 

出願者数は、大学入試センター試験時代を含め32年ぶりに50万人を下回り、前年度比2万668人減の49万1913人となっています。

 

グラフから受験者数が右肩下がりで減少していることが分かります。今後さらに少子化が加速していく中で受験者数の減少は続くことになると思われます。

 

続いて出願者数の内訳です。

 

本文出願者総数49万1913人の内訳は、現役生(高等学校等卒業見込者)が前年度比1万7340人減の41万9533人、浪人生等が7万2380人。(7万2380人の内訳は既卒者が前年度比3422人減の6万8220人、高卒認定等の志願者が前年度比94人増の4160人

ちなみに現役生(高等学校等卒業見込者)のうち、大学入学共通テストに出願した者の割合を示す「現役志願率」は45.2%でした(前年度から0.1ポイント上昇で過去最高を更新)

 

予防2024年共通テストでは新型コロナの位置づけが5類に移行されたことを受け、前回まで求められていた試験中のマスク着用は不要となり個人の判断となります。

 

手前回は47都道府県に設けられていた追試験の会場は東京と京都の2か所に縮小されます。(今回の地震で被害を受けられた方は特例処置などの詳細をご確認頂きどうかどうか力を尽くしてきて下さい。心より応援しております。) 

 

(上図は毎日新聞より)

 

少子化の加速や大学の定員増などもあり、行き先を選ばなければ計算上は全員が大学に入学できる「大学全入時代」に突入しつつありますが、当然ですが、大学というのは入れればどこでもいいという存在ではないわけで、志願者数が減っても、大学間での人気や難易度、学習環境、設備などの格差は存在しますし、いわゆる難関校、人気校への入学は当然ですが狭き門であることに変わりはありません。


ダルマ河合塾が2023年7月~8月に実施した第2回全統共通テスト模試の国公立大学志願者動向の調査によると、前期日程の主要大学では前年比で下記のような志願者数割合となっています。

 

東京大学 99・3%

東北大学 106・8%

名古屋大 105%

京都大 102・1%

神戸大 100・4%

大阪大 98・3%

*前年比ほぼ横ばいか若干の増加

 

今回の入試でも、就職に有利な理系が人気の「理高文低」が続くとみられています。一方で、外国語・国際系学部の人気は依然として人気の回復には至っていないようです。

 

ベル現高校2年生が大学受験を迎える年から、大学入学共通テストが新課程入試へと切り替わり、さらに新科目「情報」が加わり、科目構成や試験時間なども大きく変わる大改革が予定されています。(こうした改革を控えた場合、一般的には新課程入試を警戒し浪人を避けようとする動きは高まります)

 

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ベストを尽くして春を待て!