2024年大学入学共通テストの志願者数確定 | 教育・受験のミカタ

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2024年1月13日(土)14日(日)に「大学入学共通テスト」が行われます(追再試験は1月27日・28日実施)

 

既に出願が締め切られ、大学入試センターは2023年12月5日に2024年度(令和6年度)大学入学共通テストの確定出願者(志願者)数を公表しました。

 

出願者数から見えるものを考えてみます(グラフはNE-HDが作成)

 

トラまずは出願者数

 

 

出願者(志願者)数は、大学入試センター試験時代を含め32年ぶりに50万人を下回り、前年度比2万668人減の49万1913人となりました。

 

グラフを見て分かるように年々右肩下がりで減少しています。

 

ダウン今後、少子化が加速していく中で、各大学の生き残りをかけた必死の生存競争が激しくなることを示す数字です。

 


出願者(志願者)総数49万1913人の内訳は、現役生(高等学校等卒業見込者)が前年度比1万7340人減の41万9533人、浪人生等が7万2380人。(7万2380人の内訳は既卒者が前年度比3422人減の6万8220人、高卒認定等の志願者が前年度比94人増の4160人

ちなみに現役生(高等学校等卒業見込者)のうち、大学入学共通テストに出願した者の割合を示す「現役志願率」は45.2%でした(前年度から0.1ポイント上昇で過去最高を更新)
 

予防2024年共通テストでは新型コロナの位置づけが5類に移行されたことを受け、前回まで求められていた試験中のマスク着用は不要となり個人の判断となります。

 

手前回は47都道府県に設けられていた追試験の会場は東京と京都の2か所に縮小されます。 

 

(上図は毎日新聞より)

 

牛少子化の加速や大学の定員増などもあり、行き先を選ばなければ計算上は全員が大学に入学できる「大学全入時代」に突入しつつあります。

 

パグもちろん、大学というのは入れればどこでもいいという存在ではないわけで、志願者数が減っても、大学間での人気や難易度、学習環境、設備などの格差は存在しますし、上位校、難関校、人気校への入学は当然ですが狭き門であることに変わりはありません。

ダルマ河合塾が2023年7月~8月に実施した第2回全統共通テスト模試の国公立大学志願者動向の調査によると、前期日程の主要大学では前年比で下記のような志願者数割合となっています。

東京大学 99・3%

東北大学 106・8%

名古屋大 105%

京都大 102・1%

神戸大 100・4%

大阪大 98・3%

*前年比ほぼ横ばいか若干の増加。

難関私立大学では

早慶上理 98・1%

関関同立 97・9%

MARCH 97・3%

など難関私立大はほぼ前年並みですが、今春定員割れした私立大学の割合は全体の半数を超える53・3%で過去最多を更新しており、先に触れたように既に私立大学の間で志願状況に格差が広がっているのも事実です。

龍R6年入試でも、就職に有利な理系が人気の「理高文低」が続くとみられています。一方で、外国語・国際系学部の人気は依然として全体としては低迷しているといわれています。


ベル現高校2年生が大学受験を迎える年から、大学入学共通テストが新課程入試へと切り替わり、さらに新科目「情報」が加わり、科目構成や試験時間なども大きく変わる大改革が予定されています。(こうした改革を控えた場合、一般的には新課程入試を警戒し浪人を避けようとする動きは高まります)

 

大学受験だけでなく高校受験、中学受験も受験生はラストスパートをかける時期に入ります。

 

保護者の皆様も気持ち穏やかではいられないかもしれませんが、とにかく日々ベストを尽くすことです。まずは年内自分にできる最大限の努力を続けていきましょうメラメラ

 

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