冬読書おススメ!入試頻出作品①【2022年度出題予想】 | 教育・受験のミカタ

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冬休みを迎えますので恒例のおススメ読書の紹介です。

 

ここでのおススメ作品の基準は「入試頻出作品」ということ。

 

入試作品は、登場人物が小学生や中学生など受験生と同年代のことが多く、学校や部活、図書館や校内、自宅や友人の部屋、親戚の家など、身近な場面設定で物語が進みます。

 

それゆえに、入試作品は子供たちが物語の世界に入り込みやすく、リアルな緊迫感の中で様々な疑似体験ができ、また他人の気持ちや行動の理由などを考えることで人間関係を学べたり、自分とは違う価値観や考え方に触れることで視野が広がり、人間力を高める最高の教材になります。

 

今回は、過去記事の情報を追加、更新してリニューアルした内容でお届けします。

 

サンタそれでは作品紹介①です

 

ドンッ22年度出題有力候補

 

「朔と新」(さくとあき)は2021年度にラサール中学、栄光学園中学、浦和明の星中学、淑徳与野中学など難関中学で続々と出題された新しい題材。今後数年は要チェックです。これだけ多く出題されるのは、今の時代、学校側が子供たちに感じて欲しい世界観や描写がつまっているからなのでしょう。出題作品は学校からのメッセージです

 

ドンッ22年度出題有力候補

 

佐川光晴さんの「大きくなる日」は近年最頻出作品の一つ。収録作「4本のラケット」からの出題が非常に多く、立教新座中、立教池袋中、武蔵中、日本女子大附中、共立女子中、栄東中、開智未来中、青山学院中、カリタス女子中、星美学園中、三輪田学園中、相洋中、文教大学付属中などで多数出題!

 

 

ドンッ22年度出題有力候補

 

小島陽太郎さんの「ぼくのとなりにきみ」も近年の最頻出作品の一つ。
暁星中、大妻中・東京家政学院中・山脇学園中、慶應義塾湘南藤沢中・広尾学園中、武南中など出題多数。22年度も要チェックです!

 

 

 

こまつあやこさんの「リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュタイトル」、奇抜なタイトルですが、中身は児童文学で読みやすく。早稲田実業中、栄光学園中、海城中、城北中、成城中、大妻多摩中、鎌倉女学院中、淑徳与野中、桐朋中、白陵中、緑が丘女子中、山脇学園中などで出題された超頻出作品です。
ドンッ22年度出題有力候補
2020年に発行のハジメテヒラクはこまつさんの二作目!今年はこちらも要チェック!

 

 

 

「カレーライス 教室で出会った重松清」は国語教科書収録作の「カレーライス」や「卒業ホームラン」「バスに乗って」という過去の超頻出作品など9篇収録。久々に重松作品を使おうという先生がいるかも。重松作品は中学受験だけでなく高校受験でも全国で過去に超頻出。小学五年生 (文春文庫)は17編の短編集で重松作品の入門編として最適。

 

 

 

「あと少し、もう少し」は中学駅伝をめぐる中学生男子の青春小説で東海中学・南山中学女子部・高田中学はじめ全国の有名中学で多く使われた傑作。君が夏を走らせる(新潮文庫)そして、バトンは渡された、、温室デイズ (角川文庫)など次々にリアルな青春を描く瀬尾まいこさんの作品に夢中になる子供たちは多いと思います。

 

ドンッ22年度出題有力候補

 

「逆ソクラテス」は2021年本屋大賞にノミネートされた、ミステリー作品で有名な伊坂幸太郎さんが過去作に作品を追加して刊行したデビュー20周年の作品。2013年度に成蹊中学、14年度に城北埼玉中学、法政大中学、15年度に穎明館中学などで出題歴あり。タイトルは小難しそうですが、全5篇どれも主人公は小学生で爽快なストーリー。今年もどこかで出題されるかも。

 

今回は以上です。

次回➁に続きます。

 

お気に入りの作品、作家にめぐりあえますように!