名古屋個別指導学院では週に1回、社長以下、全教室長が参加して部門研修を行っています。
現在は、保護者役、生徒役に扮した教室長Aさんを前に、教室長Bさんがその面談を進めていくというようなやり方にしています。
思うところあって面談形式での研修をやっているのですが、この研修は、トーク力、表現力、コミュニケーション力といった、いわゆるテクニックを磨くことを目的にはしていません。(それは必要ですし、結果として向上するかもしれませんが、今回はそれが目的ではありません。)
では何のための研修か?
保護者、生徒と向き合う面談という形では、教室長一人ひとりの言葉や想いは、全員の前で、これでもかというくらいに露(あら)わになります。責任や覚悟が感じられない軽い言葉や態度などあろうものなら、簡単に見透かされます。
この面談力研修は、個別指導塾の教室長という仕事の責任、意味、覚悟、誇りといったものを、教室長一人ひとりが自らに向き合い、自らの心に問うことで再認識するためのものなのです
もう一つだけ付け加えると、「面談」研修ではなく「面談力」研修でなければいけないと考えています。
面談力の「力」とは、責任や覚悟を伴った言葉の「力」、想いの「力」に他なりません。
このコロナ渦は、私たち学習塾で仕事をさせていただいている人間に、子供たちのために「何をしなければいけないか」「何ができるか」を痛切に突き付けてきました。
春先の学校休校中に、勉強する場所や時間を失った子供たちに何をするべきか?私たちは、教室を休校にすることなく、いち早くフェイスシールドを取り入れるなど対策強化をし続けることで、教室での授業を今までずっと継続することができています。(ただし、これは生徒、保護者、社員、講師の皆様のご理解、ご協力がなければできないことでした。)
もちろん、名古屋個別指導学院の対応が唯一の正解などではありません。他の塾でも、各塾さまごとに、本当に真剣に子供たちのことを考え、また民間企業ですから、公教育機関のように休校にしても給料の心配がないといったわけでもなく、常に決断を迫られ続けてきたこの半年なんです。
私たちは、未来をつくる子供たちに向き合う責任と覚悟を、教室長全員でズレなく共有し、自らの言葉と想いと行動で、使命を果たしていきます。
私たちの挑戦は続きます