さて、愛知県では、2023年度から「公立高校入試」における新入試制度導入が検討されています。2023年度の入試ということは、現中学校1年生の皆さんが高校受験をするタイミングですね。
入試制度を見直す理由として、次のような課題が挙げられています。
Aグループ・Bグループに分けて各1回、計2回受検するのは受験生の負担が大きい
合格発表が卒業式後の3月中旬と遅い(←昔からずっと言われてます)
中学校の出願業務、高校の選抜業務の時期が集中し日程が過密になっている
2校受検の志願率が80%を切っている
欠員が生じている公立高校がある
といった課題を解決することも含め新制度の内容は現在検討中ですが、次のような変更が予想されています。
受検回数が2回から1回に減る?
現行制度では、多くの人がAグループ・Bグループから1校ずつ選び、第一志望校と第二志望校を決めて出願します。
例えばAグループからは旭丘高校(第一志望)、Bグループからは菊里高校(第二志望)の2校へ出願するといった具合です。
Aグループの入試問題とBグループの入試問題はもちろん別の問題ですから、受検者はAグループの受検日に5教科の入試問題を解き、翌日に面談を行い、Bグループ受検日にはAグループの問題とは別物の入試問題をまた解き、さらに面接に臨むという形になります。
もしこれが1回受検になると、受検生の負担は減りますが、出題傾向の得意不得意などで、Aグループでは失敗したけどBグループで挽回するとった逆転劇は起こらなくなりますので、1発勝負に向けてより安定感のある学力形成が必要になるといえます。
Aグループ・Bグループという枠組みを残すとしても、受検するのは1回のみにして、その点数を持ち点として複数校志願できる制度になる可能性もあります。
Aグループ・Bグループのグループ分けなくなる?
今は2校受検を前提に、学区、群やグループが分けられ、指定の中から受検校を決定するという枠組みとなっています。
これらの指定がなくなれば受検校の選択肢が広がることにはなりますが、受検生が自由に志望校を選択することで、人気校への志願が集中することで倍率が上がり、激戦必至の狭き門となる学校があることは容易に予想できます。
一方、一部の高校・学科に志願者が集中すれば、志願者が入学定員に満たない高校・学科で、統廃合が進む可能性もあります。
入試と合格発表の時期が早まる?
現行制度では、3月上旬に公立高校入試があり、中学校卒業式後3月20日前後が合格発表です。この入試日程が半月ほど早まり、2月中旬の入試になり、卒業式までに公立高校の合格発表がされる可能性もあります。
愛知県の学校教育は、愛●大出身の方々がその重責を代々受け継ぐ中で、管理教育や公立王国愛知を築き上げ、今なお大きな影響力を維持し続けているので、過去やってきたことに問題があり、それを解決するために改革するなどということは、前任者の施策の否定でありしがらみがあって難しいと揶揄する意見を、もちろん冗談話として、かつて聞いたことがありますが、この令和の時代にそんな前近代的なことがあるはずもなく、既得権に縛られた中途半端な骨抜き制度ではない、学校現場や生徒たちのことを第一に考えた、適切な変更がなされることを信じ期待しています。
変更案の概要は今年12月頃に発表される予定です。
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