無料化終了で高速28%減/被災3県落ち込み顕著
東日本高速道路東北支社が7日まとめた年末年始期間(12月26日~1月6日)の東北の高速道路の利用状況によると、主要7区間の1日平均交通量は前年同期比28%減の2万500台だった。昨年3月に高速道路無料化が終了した影響で、岩手、宮城、福島の東日本大震災の被災3県を中心に利用台数が激減した。
区間別(上下線合計)では、磐越自動車道猪苗代磐梯高原-磐梯河東インターチェンジ(IC)間が36%減の1万4300台。東北道富谷ジャンクション(JCT)-大和IC間も3万9300台で34%減った。交通量のピークは下りが12月29日、上りが1月3日。
一般有料道路を含め、東北支社管内の全料金所を通過した台数は1日平均27万289台で、前年同期より15万2462台(36%)減少した。県別では、前年の無料化が普通車以下などに限られた秋田(19%減)や山形(16%減)に比べると、全車種対象だった岩手(43%減)、宮城(41%減)、福島(37%減)の落ち込みが目立った。
10キロ以上の渋滞発生は1回のみ。1月3日に東北道花巻-盛岡南IC間の上りが、事故の影響で約4時間にわたり最大12.1キロ渋滞した。前年の発生は3回だった。
東北支社は「曜日配列や天候に恵まれたが、利用台数はかなり落ち込んだ。無料化終了の影響は大きい」と話した。
3新幹線は全6区間で増/震災前と比べても好調
JR東日本仙台支社は7日、年末年始期間(12月28日~1月6日)の東北、山形、秋田3新幹線の利用状況をまとめた。東北新幹線の那須塩原-郡山間の利用者が、前年同期比7%増の113万2000人となるなど、調査した全6区間で前年を上回った。
東北新幹線の他区間は古川-北上間が6%増の54万1000人、盛岡-八戸間が7%増の23万5000人。東日本大震災前の前々年同期と比べても1~7%増加した。
山形新幹線は福島-米沢間が8%増の13万2000人、山形-新庄間は3万8000人で6%増えた。秋田新幹線は盛岡-田沢湖間が8%増の9万3000人となった。
ピークは下りが12月30日で、東京発盛岡行き「やまびこ65号」が乗車率189%を記録した。29日も混雑し、東北新幹線盛岡-八戸間など一部区間は30日を上回る利用があった。
上りは1月3日だったが、乗車率では4日の盛岡発東京行き「やまびこ54号」の142%が最高。土曜の5日が前年比36%増、6日が46%増となるなどUターンの分散傾向もみられた。
仙台支社は「最大9連休となる恵まれた曜日配列に加え、昨年3月に高速道路無料化が終了した影響が、新幹線利用を押し上げた」とみている。
出典:河北新報