【番外編】イタリア語をちょっと学んで、作曲家の意図をもっと知ろう!?
この前、楽譜屋で楽譜を久々に見てたら、
演奏記号がイタリア語だったんだな、
と今さらながら思いまして![]()
中高校時代に音楽の授業で見てたときは、
さらーっと流してたのですが![]()
その後、音楽の授業で
Caro mio ben(愛しい人よ)とか
Torna a Surriento(帰れソレントへ)
を暗記させられ、イタリア語に興味を持ち![]()
せっかくイタリア語をやっていたので、
作曲者の気持ちがもっとわかるように、
参考程度のプチイタリア語講座を![]()
※説明を少し噛み砕いてるので、
厳密には正確じゃない説明もあるかもしれません。
まずは、発音。
基本的には、“ローマ字”というだけあって(
)
ローマ字読みでOKです
語尾も英語と違って、基本的には母音なので
日本人には親しみやすいはず。
legato(滑らかに)→レガート
※レガートゥではなく、日本語のように
しっかりレガートと語尾の母音もしっかり発音します。
Andante(歩くような速さで)→アンダンテ
※動詞のandare(英語のgoの現在分詞形)からきています。
特殊な発音も少し紹介します。
カキクケコは、
ca chi cu che co
です。
kは外来語に使う程度なので、cを使います。
chi・cheはチ・チェって読みそうですが、
チ・チェはci ceと書きます。
【例】scherzando(諧謔的に)→スケルツァンド
【例】dolce(やわらかく)→ドルチェ
濁音のガギグゲゴも、
ga ghi gu ghe go
となります。
giやgeだとジ・ジェという発音になります。
【例】Larghetto(やや幅ゆるやかに)→ラルゲット
【例】Adagio(ゆるやかに)→アダージョ
まだまだ他にもあるのですが、
演奏記号はたいていこれで読めると思います。
con moto(コン・モート)
con motoのconって英語で言うと、
with(~を持って)なんです。
つまり、「motoを持って」ということです。
motoは英語で言うと、motion(動き)なので、
「動きを持って」つまり「動きをつけて」
ってことなんです。
応用で、con fuocoだったら、
fuocoが「火」という意味なので、
「火を持って」つまり「火のように」です。
ちなみに、英語の頭にcon-がつく語は
「共に」的な意味があります。
da capo(ダ・カーポ)
conと同じように、daについても。
英語で言うとfrom(~から)って言う意味です。
それにcapo(頭)がくっついたので、
「頭から」つまり「曲頭に戻る」
ってことになります。
応用で、dal segno(ダル・セーニョ)。
daと違うじゃん、と思えるかもしれませんが、
dalは from+theの形なんです。
segnoは記号という意味なので
(signって綴りに似てますよね)、
「記号から」つまり「記号に戻る」
ってことです。
ちなみに、segnoのgnoって
発音しづらいんですよね、日本人には。
gna(ニャ)gne(ニェ)gni(ニ)gno(ニョ)gnu(ニュ)
ってなるんですけど、ニの前に軽くンが入る感じです。
ンニャって水前寺清子さんみたいですが。
ボローニャという地名のニャも
Bolognaで、gnaが入ります。
piu' mosso(ピュー・モッソ)
mossoは、さっきmotoがmotion
と言いましたが、その過去分詞形(形容詞形)です。
つまり「動きのある」ってことです。
piu'のu'は、本当はアクセント記号付きなのですが、
打てないので、アポストロフィで打ちます。
アクセント記号があれば、語気を少し強めます。
発音は「ピュ」と面白い発音をします。
piu'は英語でmore(より~)です。
mossoといっしょになって、
「もっと動きを持って」つまり「より速く」
ってことになります。
ちなみに、piu'の反対はmenoです。
meno mossoだと、「より遅く」ってことになります。
rallentando(ラッレンタンド)
rallentareという動詞があるんですが、
lento(遅い)というのが隠れてますよね。
つまり、lentoにするという意味です。
これが、rallentandoとなってるわけですが、
動詞の語尾が-andoや-endoになってるのは、
英語で言うと、-ing形(~している、しつつある)なんです。
なので、「だんだんlentoにして」みないな感じで、
「だんだん遅く」っていう意味になるんです。
ちなみに、逆に「だんだん速く」は、
accelerare(アッチェレラーレ)という動詞
(アクセルの綴りに似てますよね)
の-ando形で、accenlando(アッチェレランド)
となります。
tenuto(テヌート)
動詞つながりで、tenereっていう動詞があります。
英語で言うとkeep(保つ)の意味です。
語尾が-atoや-ito、-utoになると
過去分詞形(つまりは形容詞形でもある)なので、
「保たれた状態」つまり「音を保って」
ということになるんです。
応用で、staccare(切り離す)の過去分詞は、
語尾を-atoにして、staccato(スタッカート)なので、
「切り離された」つまり「音を切り離して」
という意味になるのです。
ということで、大雑把に説明しましたが、
真面目な更新になりましたね。
これで少し演奏記号に親しみをもってくれれば…
ということで~
Buona giornata![]()
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【Nコン自由曲】『田の草取り唄』―出稼ぎに出た男たちを思う女たちの情感あふれる楽曲
合唱のための「12のインヴェンション」日本民謡による
田の草取り唄
秋田県民謡、作曲:間宮芳生
(後半部です)
田のなかに 忘れぐさとて くさもある
忘れがたなき わがこころ
昭和42年度全日本合唱コンクールの
課題曲として作曲されたこの曲。
もともと、秋田県山本郡八竜町民謡で、
すでに芸術的の域にあった民謡だったのだそうです。
演奏は、平成元年度NHK全国学校音楽コンクールで
青森県八戸市立根城中学校
が金賞を授賞した自由曲です。
自由曲としては2分半と短い楽曲ですが、
根城中学校は、4年連続金賞を授賞しました。
この歌では、田の草取りをしながら、
出稼ぎに出た男たちのことを思い、
「便り無い、便り聞きたい、聞かせたいわが心」
と女たちが歌っています。
途中に、“デギャンボ(太鼓虫=ヤゴ)”と出てきますが、
秋田県のわらべうたなのだそうです。
東北の田園風景が目の前に広がり、
女たちの思いが伝わってくるような、
情感あふれる仕上がりで魅了されますね。
中学生らしい素直で癖の無い歌声なんだけれども、
この表現力、いやぁ、素晴らしいです。
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