【宮学定演2012】宮崎学園合唱部定期演奏会レビューその3
■第3部~a la carte~
6.「そうらん節」
(北海道民謡、作曲:清水脩、編曲:福永陽一郎)
7.「最上川舟歌」
(山形県民謡、作曲:清水脩)
アラカルトの第3部。
宮崎県ヴォーカルアンサンブルコンテスト
で金賞を受賞した男声合唱2曲。
確か、2年前も歌ってましたね。
南国の人間が北国の民謡をものにしてしまう
この取り合わせが面白いです。
力強い歌声をしばし堪能。
8.「瑠璃色の地球」
(作詞:松本隆、作曲:平井夏美、編曲:源田俊一郎)
プログラムを見て、
宮学が「瑠璃色の地球」???
という感じがしていました。
昨年の東日本大震災の後、
東北3県の合唱をする高校生が
集まったイベントで、
「こうして集まって、
また歌を歌えることが嬉しい」
という高校生の言葉に感銘を受け、
今自分たちが仲間と歌を歌えることが
幸せなことなのだと改めて実感し、
この歌にこめて歌われました。
安積黎明の感動的な演奏は
何度となく聴きましたが、
宮崎学園版は初めてです。
宮崎学園版もまた別の色彩で表現され、
こうして震災後もさまざまな色で、
一つの曲が全国で演奏されることに
幸せを感じる一曲でした。
9.「証」
(作曲:山村隆太(flumpool)、作曲:阪井一生(flumpool)、編曲:加藤昌則)
昨年の中学校の部の課題曲。
その年の中学校の部の課題曲を歌うのは
第1回目から恒例となっています。
「え?このテンポで来るのか!」
と出だしから驚き。
ゆったりとしたテンポで、
壮大なバラードのようでした。
(昨年金賞の郡山二中が4分で、
宮学は4分40秒でした。)
昨年のNコンのどの学校とも違う
「証」を聴けたような気がします。
多数のフレーズが敷き詰められた曲なので、
実はこれくらいのテンポの方が
じっくり味わえるのかなと感じました。
きっとこういう風な解釈をしたんだろうな、
というのが誰にでも分かるような語り口で、
表現されていたように思えます。
涙をこらえるのが必死でした。
10.「青春譜」
(作詞:五木寛之、作曲:信長貴富)
3年前に全国金賞を受賞した課題曲で、
私が合唱に再びのめり込むきっかけになった
思い出の課題曲です。
あの演奏を聴いたときの衝撃は今でも忘れられません。
今回は当時のメンバーも含む
オールスターズによる演奏でした。
女声が圧倒数で男声が押され気味でしたが、
やはり宮学の「青春譜」は色褪せてません。
この心をえぐられるような
心地よい音圧の波と衝撃はさすがです。
過去の金賞の課題曲を聴けるのっていいですね。
「遠く吹く風」「そして夜が明ける」
「あしたはどこから」とかも聴けたら
ヤバイかもしれません(笑)
「ある真夜中に」とかもいいなぁ。
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【宮学定演2012】宮崎学園合唱部定期演奏会レビューその2
■第1部~オープニング~
1.「光の中へ」
(作詞:風戸強、作曲:森崎貴敏)
オープニングのこの曲、
今の中高生とかには
馴染みが深い曲なんでしょうか?
私が知らないだけなのか?
駆け抜けるような爽快感に溢れた曲で、
ぜひ宮学合唱部に入ってほしい!
という部の思いを感じる選曲です。
鋭いナイフのような
切り口の歌声が鳴ったとたん、
「あぁ、宮学の定演に来たんだな」
としみじみ実感しました。
「あ、宮学の声だ!」と感じれる声を
持っていることは本当に素晴らしいです。
鋭い切り口を持つには、
相当の訓練も必要だと思います。
2.混声合唱組曲「夢みたものは」から
「鴎」
(作詞:三好達治、作曲:木下牧子)
光の中を抜けると、
目の前にはカモメが自由に空を飛ぶ。
そんな感じでしょうか?
続いての演目は「鴎」。
今年のYUIの課題曲「fight」には
「頑張れ」が12回登場しますが、
この曲は「ついに自由は彼らのものだ」
という印象的なフレーズが12回登場します。
終戦直後に書かれた詩のようで、
キーはそこにありそうです。
無伴奏の美しい混声のハーモニーが
軽快な冒頭曲とのコントラストで
余計に美しく響いていました。
すでに涙目です。
3.無伴奏女声合唱のための万葉恋歌から
「I 春の苑/IV 天の火/V 山桜花」
(大伴家持/狭野弟上娘子/大伴家持、作曲:信長貴富)
この曲はコンクールで幾度となく聴く曲。
宮学が歌うとまた別の曲に感じます。
3首の万葉和歌をフィーチャーしていますが、
場面と色彩の変化が鮮やかなステージでした。
■第2部~ソプラノ独唱~
ソプラノ独唱 阿萬智衣
4.「L'ultima ebbrezza(最期の陶酔)」
(作曲:O.Respighi)
登場したのは平成20年の金賞のときの部長さんです。
(ちなみに司会のフリーアナウンサーは
平成5年の初金賞のときの部長さんです。)
現在は国立音大で声楽を専攻されているそうで、
大人っぽくなりましたね。
確か第1回目の定演のときに
有川先生が近年の部長の中でも
特に優秀な部長だとおっしゃってました。
1曲目はイタリアのレスピーギの歌曲。
私は昔イタリア語を勉強していましたが、
美しいイタリア語でした。
日本人が歌っているんだな、
という違和感もなく聴けました。
結構色っぽい詩なんですよ。
「最後に陶酔を」と乞うてますから。
5.オペラ「ロミオとジュリエット」から
「Je Veux Vivre(私は夢に生きたい)」
(作曲:C.Gounod)
2曲目はジュリエットの奔放さというか、
軽快に踊るジュリエットの姿が
目に浮かぶような1曲でした。
これからも勉強を頑張って、
立派な歌い手になって欲しいです。
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