Nコン優勝校による名課題曲「花のまわりで」を楽しむ~八名川小・秋田南中・山形西高の豪華な共演
(訂正)初出で「戦後5年」とありましたが、「戦後10年」が正しいです。
往年の名課題曲を
3部門の優勝校で歌う、
そんな豪華な演奏がこれ。
昭和55年のNコン優勝校による
昭和30年度小学校の部課題曲
「花のまわりで」の演奏です。
八名川小学校、秋田南中学校、
山形西高等学校の3校です。
子どもらしい歌声、大人びた歌声、
一見、混じり合わないんじゃ?
と思いそうですが、見事にマッチ。
編曲の力もあると思いますが、
魅力的な演奏となってます。
やっぱり八名川小の歌声と
歌う姿は好きだなぁ。
その「花のまわりで」ですが、
終戦わずか10年後にこんな風な
可愛らしい課題曲が生まれてたのは、
聴くたびに感心してしまいます。
10年前までは軍国だったわけですし。
音楽も着実に復興しています。
来年は80回記念大会ですが、
スペシャルステージはぜひとも
毎度毎度ベタかもしれませんが、
名課題曲の数々を振り返って欲しいです。
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昭和の岩河作品・矢田部作品・三善作品にどっぷり浸かってます。
バタバタしててなかなか更新できず・・・
でも聴いてるんですよ、合唱は。
よく聴いてるのが、
「石仏」(岩河三郎)
「春の岬に来て」(矢田部宏)
「わりばしいっぽん」(三善晃)
の3曲をよく聴いてます。
どっぷり昭和三昧です。
「石仏」は岩河節全開。
何でこんなとこでジャジャーンと
転調しちゃうの????
そしてやっぱり最後は静かに終わるのね、
と、この王道っぷりは気持ちいいです。
「春の岬に来て」は、本当に好き。
昭和48年の五橋中優勝の自由曲で、
翌年も鷹匠中の優勝曲で、
多くの学校が取り上げた理由もうなずけます。
何度も何度もうなずきながらリピってます。
「わりばしいっぽん」は、三善さんの課題曲。
これ、小学校向けなんですけど、
こんなに難しい課題曲アリ?と思う曲。
あの金竜小も必死にしがみつくような演奏。
つかみどころがないんですよね。
常に宙ぶらりんで進行して、
気づいたら曲が終わっちゃってた、みたいな。
昭和59年の選択制初年度だったんですけど、
課題曲Bが「空がこんなに青いとは」。
難度差がありすぎるような気が?
でも、癖になっちゃうんですよね、この課題曲。
3曲とも大人になって知った曲で、
それでかえって新鮮さを感じるんですよね。
・・・ということで、昭和三昧最高です(笑)
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合唱コンクールと宗教音楽と原語唱の歴史~ミサ曲は馴染みにくい?原語唱は中学生には無理?
切っても切れなくなりました。
昨年4年連続優勝を果たした
郡山第二中学校の自由曲は
毎年のように宗教曲で、
その完成度は専門家たちも
舌を巻くような歌声でした。
ただ「公立校が宗教音楽?」
と思われる方も多いのでは?
こうして宗教曲が盛んに
歌われるようなるまでの背景を
探ってみようと思います。
※個人調べなので、内容の正確性は保証しません。
公立校での宗教曲の是非が問われた時代
昭和25年のNコンの優勝校は
東京都の紅葉川中学校でした。
指揮者は長谷川新一先生。
ヨーロッパの古典宗教音楽に造詣が深く、
授業でも宗教音楽を取り上げていたそうです。
ただある時、公立校での宗教音楽の是非を
視察の文部省の教育主事から問われ、
合唱音楽と宗教音楽の切り離しはできない、
と答えると、反発されてしまい、
その悔しい思いをしたのをきっかけに
東京少年合唱隊(現・東京少年少女合唱隊)
を結成されたのだそうです。
ちなみにご令嬢の長谷川冴子さんと
長谷川久恵さんが団を引き継いでおられます。
両お方ともNコンでも審査員等でお馴染みです。
昭和の合唱コンクールで審査員からついた注文
Nコンの優勝校でも宗教曲を取り上げる学校は
少なくありませんでしたが、
昭和50年代にはミサ曲を取り上げた学校に
こういう注文がつけられました。
課題曲は本年最高の出来。
自由曲の出来が優良に留めた。
自由曲がやや難しすぎた。
技巧が不足していると言うのではなく、
ミサが日本人にしっくりこない
せいなのかもしれない。
ミサ曲でなく楽しく歌えるものを。
このような注文がついた後、
顧問の異動があったのかもしれませんが、
邦人作品で何度も全国優勝を果たしました。
また、私の好きな根城中学校も、
当時(昭和50年代中ごろ)のコンクールで
原語唱での宗教曲を披露します。
当時の中学のコンクールでは原語唱で
外国語曲を取り上げるのは極めて稀で、
各方面から反響があったそうです。
こども音楽コンクールの全国大会で
以下のような注文がつけられました。
「ミサ・ブレヴィス・イン・ディ」より
「Gloria」(作曲:ブリテン)
発声や表現法は実に立派だが、
中学生に原語唱を強いるのには無理がある。
その後の根城中学校は、まず原語で歌ってから、
訳詞を用意してコンクールにのぞむことになります。
流行歌となった「天使と羊飼い」や
「ヘンルーダの花が咲いたら」等は、
同校の委嘱による訳詞でした。
【参考音源】
昭和60年頃の根城中学校の原語唱
(「Új esztendőt köszöntő(新年の挨拶/新年の祝い歌)」曲:コダーイ)
とはいえ、原語唱の音源が発表されると、
全国の中学校でも横並びで外国語曲が
歌われるようになります。
今や宗教音楽は合唱コンクールでの
全盛期ともいうべき時期を迎えています。
私は外国語曲を取り上げるとなると
どんな学校もほぼ必ず原語唱、
という状況にはやや疑問が残りますが、
幅広い音楽を原語のまま楽しめ、
それを堂々と披露でき、評価される現状は
学生の可能性を垣間見れる良い機会だと思います。
・・・余談のNコン情報も。
先ほどの根城中元顧問の竹内秀男先生による
課題曲講習会 が7月31日に岩手で開催されます。
〆切が7月6日と近くなっていますが、
対象は小・中学校の課題曲です。
私も近ければ聞きに行きたい・・・・・
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