Nコン2014ブロックコンクールを聴いての感想あれこれ
連休でやっと全国代表校の演奏を
ひと通り楽しむことができました。
その感想をいくつかあれこれと。
小学校の課題曲「ゆうき」は、
当初はあまり差が出ない課題曲だと思いましたが、
ふたを開けると各校で大きな差が出ました。
とはいえ、ブロック代表はさすがにどこも上手いです。
ただ、あまり先生の指示を歌の中に見えてしまうと、
この曲の魅力が半減してしまう気がします。
小学生が自分たちで音楽する姿を楽しみにしたいです。
作曲の村松さんは愛知県大会を聴いて、
こんなアドバイスをなさっています。
中学校の部は、課題曲がネックですね。
サビのビートを刻む部分が難しいですね。
この部分だけで入賞候補が絞れるくらい。
アカペラだったら上手くいったんじゃないか?
と思うほど、ピアノが絡むとズレを感じたり、
生徒さんの歌唱が先走ってしまったり、
丁寧に処理しようとするあまりに、
ゆったりすぎてビート感が失われたり。
上手く処理できない限りは入賞は難しそうです。
あと、郡山二中が自由曲で邦人曲なのは驚きでした。
選曲の幅も広がって、より魅力的になったと思います。
来年も日本語なら叙情曲も聴いてみたいです。
豊島岡女子中は相変わらずいい曲を探してきますね。
心を温かい気持ちにさせてくれました。
高等学校の部はここ数年、本当に面白いです。
課題曲はその面白さを引き立たせてくれる、
表現の幅の広いものになりました。
今年は舞台演出家による異色な詞です。
高校生の日常を等身大の姿で描く手段と、
高校生の日常を劇画チックに描く手段があると思います。
どちらが正しいというわけでもないと思うので、
各団体の個性をもっと出してもいいと思いました。
悶々と疑問符を持った高校生が、
感嘆符を持つまでの気持ちの移り変わり、
そして添えられた背中を押すような追伸。
どんなシーンが見えるでしょうか。
どれだけこの「舞台」を見た人に共感を与えられるのか。
高校生は小林香さんからいい宿題をもらったと思います。
春先の小林さんからのメッセージを紹介しておきます。
にしてもNコンライブは観てて楽しいですね。
出場校の生徒さんたちにとっては、
他の学校の良い部分を取り込むチャンスでもあります。
全国コンクール、楽しみにしています。
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ひと通り楽しむことができました。
その感想をいくつかあれこれと。
小学校の課題曲「ゆうき」は、
当初はあまり差が出ない課題曲だと思いましたが、
ふたを開けると各校で大きな差が出ました。
とはいえ、ブロック代表はさすがにどこも上手いです。
ただ、あまり先生の指示を歌の中に見えてしまうと、
この曲の魅力が半減してしまう気がします。
小学生が自分たちで音楽する姿を楽しみにしたいです。
作曲の村松さんは愛知県大会を聴いて、
こんなアドバイスをなさっています。
コンクール用に作った発声では無く、
もっとホールで響かせることのできる
自然な発声に心がけてほしいな~と感じました。
自由曲にすごく難しい曲に挑戦するのは良いとは思うのですが、
子供達はちゃんと歌詞の意味解って歌うことができていますか~?
課題曲に関して
ゆうきに関しては、シンプルな曲なほど、
完璧に歌うのは大変難しいことです!
(こういう曲ほど差が出ます)
言葉の流れを大切に。
(村松崇継オフィシャルブログ「Departure」2014.8.23)
中学校の部は、課題曲がネックですね。
サビのビートを刻む部分が難しいですね。
この部分だけで入賞候補が絞れるくらい。
アカペラだったら上手くいったんじゃないか?
と思うほど、ピアノが絡むとズレを感じたり、
生徒さんの歌唱が先走ってしまったり、
丁寧に処理しようとするあまりに、
ゆったりすぎてビート感が失われたり。
上手く処理できない限りは入賞は難しそうです。
あと、郡山二中が自由曲で邦人曲なのは驚きでした。
選曲の幅も広がって、より魅力的になったと思います。
来年も日本語なら叙情曲も聴いてみたいです。
豊島岡女子中は相変わらずいい曲を探してきますね。
心を温かい気持ちにさせてくれました。
高等学校の部はここ数年、本当に面白いです。
課題曲はその面白さを引き立たせてくれる、
表現の幅の広いものになりました。
今年は舞台演出家による異色な詞です。
高校生の日常を等身大の姿で描く手段と、
高校生の日常を劇画チックに描く手段があると思います。
どちらが正しいというわけでもないと思うので、
各団体の個性をもっと出してもいいと思いました。
悶々と疑問符を持った高校生が、
感嘆符を持つまでの気持ちの移り変わり、
そして添えられた背中を押すような追伸。
どんなシーンが見えるでしょうか。
どれだけこの「舞台」を見た人に共感を与えられるのか。
高校生は小林香さんからいい宿題をもらったと思います。
春先の小林さんからのメッセージを紹介しておきます。
高校生たちの歌詞の解釈がめちゃくちゃ楽しみ。
若い皆さんがどう感じて、
それをどう表現しようとして、
どんな声にして
どんな顔で、
目で、
歌うのか。
このコンクールの作詞家に選んで頂いて、
すでにかなり楽しんでいます。
(小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」2014.2.8)
自分らしく生きることは易しいことではないけれど、
共演者は、いると思います。
それが勇気になる。
そして自分も誰かの共演者になれると思います。
誰かの勇気になれる。
(小林香オフィシャルブログ「Caori Covayashi」2014.2.23)
にしてもNコンライブは観てて楽しいですね。
出場校の生徒さんたちにとっては、
他の学校の良い部分を取り込むチャンスでもあります。
全国コンクール、楽しみにしています。
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【Nコン2014】9/23「EXILE ATSUSHIと中学生たち~「桜の季節」がつなぐ思い~」
毎年恒例になりつつある全国前の
Nコン特番ですが、今年もあります。
今年は宮崎の中学校をATSUSHIさんが訪れたそうです。
別のサイトによると高千穂町立岩戸中学校だそうで、
今年度で閉校となってしまうそうです。
確か5分番組でも取り上げられていた学校ですね。
全校生徒51人で練習した「桜の季節」を通じての
心の交流の様子を描いたドキュメンタリーとのこと。
Nコン2014全国コンクールも1ヶ月を切りました。
Nコンライブのサイトも
全国出場校の並びが演奏順になってます。
3連休は擬似全国コンクールを楽しんでみては?
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Nコン特番ですが、今年もあります。
今年は宮崎の中学校をATSUSHIさんが訪れたそうです。
別のサイトによると高千穂町立岩戸中学校だそうで、
今年度で閉校となってしまうそうです。
確か5分番組でも取り上げられていた学校ですね。
全校生徒51人で練習した「桜の季節」を通じての
心の交流の様子を描いたドキュメンタリーとのこと。
EXILE ATSUSHIと中学生たち~「桜の季節」がつなぐ思い~
【放送】
2014年9月23日(火・祝)午前11:10~11:53(総合)
【放送内容】
EXILE ATSUSHIが書き下ろした楽曲「桜の季節」。
ATSUSHIが中学生のために、自らの10代を思い出しながら手がけた歌だ。
番組では宮崎県の山間にある中学校をATSUSHIが訪れ、
生徒たちの思いをじっくりと聞き、心からのメッセージを送る。
歌によって思いを通い合わせていくATSUSHIと中学生たちを描く。
Nコン2014全国コンクールも1ヶ月を切りました。
Nコンライブのサイトも
全国出場校の並びが演奏順になってます。
3連休は擬似全国コンクールを楽しんでみては?
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【Nコン2014】東北ブロックコンクール審査講評
他のブロックも審査講評を公開してると思いきや、
今年は東北ブロックしか後悔してないんですね。
ということで、東北ブロックの審査講評を
要約してまとめてみました。
講評の様子は動画配信もされているので、
正確な講評はそちらをご覧ください。
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今年は東北ブロックしか後悔してないんですね。
ということで、東北ブロックの審査講評を
要約してまとめてみました。
講評の様子は動画配信もされているので、
正確な講評はそちらをご覧ください。
東北ブロック小学校の部審査講評
- 「自分」や「元気」等、
「ん」が入った言葉の扱いに注意。- 音楽はf(フォルテ)だけではない。
p(ピアノ)の色彩・音色を磨く。- 列の並びをもう少しキレイにする。
- 状況に応じた子音の扱いを磨く。
- ブレスをすることによって、
フレーズが切れてしまうところがある。
大きな見通しをもってフレーズを見ること。- レガートだけでなく、言葉の表現を磨く。
- この課題曲は歌い出しのフレーズが大事。
全員で心をひとつにして歌う。- 課題曲の「喜びと楽しみと~」からのハモリ、
きちんと揃うと気持ちが良い。
「喜び」と「楽しみ」の表現は違うはずだし、
続いて「元気があふれて」からfに向かう…
曲の組み立ての見通しを持って歌う。東北ブロック中学校の部審査講評
- 課題曲よりも自由曲が出来が良い。課題曲も入念に。
- 声の出し方が暗く重々しい印象の学校も。
- 声質・声色に変化を。
- pになると同じような音質に。
- 並び方にも留意を。
- 言葉の表現がもっと色々あって欲しい。
- 演奏を録音して客観的に聴いてみては?
東北ブロック高等学校の部審査講評
- 山台(ひな壇)に並ぶときには、
いっぱいに広がったほうが良く、
前列の人と重ならないように並ぶ。
「音楽は見るもの」でもあるので、並びをキレイに。
※採点とは関係ない、とのこと。- ppで演奏するところはppで演奏する。
できるだけpやfの色彩をつくり、伝える。
pは小さく歌うことではなく、
fは大きく歌うことではない。- 選曲が良かったが、課題曲が問題。
6/8の部分は第三者が語っているところ、
2/2の部分は自分の内面を語っているところ。
この歌い分けが大事。- 6/8と2/2のテンポは変わらない。
その中にア・テンポがいくつかあるが、
それは「速さを戻す」のではなく、
その前の6/8や2/2の情景に戻ること。
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