Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】 -108ページ目

【NコンS39高】昭和39年度NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部(関東甲信越地方)

久々にこのシリーズ。
昭和39年のNコンの様子を覗いてみます。

動画サイトに昭和39年の関東甲信越地方の
高等学校の部の音源があったので、
自由曲をデータとして掲載しておきます。
音源からわかるデータのみです。
一部不明な代表県もあります。

昭和39年は未知なので、音源だけでも感動です。
といっても、当時はラジオコンクールなので、
全国大会もラジオ放送のみでした(昭和55年まで)。

ちなみにこの年の全国最優秀校(現・金賞校)は、
男声合唱の埼玉県の川越高等学校でした。
歴代Nコンで男声による全国優勝校は3校()。
昭和36年の山形東高校、昭和39年の川越高校、
そして平成2年の淀川工業高校です。
昭和32年の城北高校の形態が不明です。
もし男声の場合は合計4校です。


  • 昭和38年・39年度の歌詞は公募です。
  • 課題曲の混声が「A」、男声が「B」、女声が「C」と呼ばれていたようです。
  • 「自由曲」は「随意曲」と呼ばれていました。
  • 高等学校の部の随意曲の制限時間は3分です。
  • 東京都は「東京地方」として独立していました(昭和29年~昭和58年)。




「曲がりかど」
作詞:竹内しげ(補作:野田宇太郎)、作曲:石川晧也


栃木県立宇都宮女子高等学校(参加校数不明)
「時無草」(女声三部)
作詞:室生犀星、作曲:磯部俶


茨城県立下館第二高等学校(参加5校)
組曲「季節の食べ物」から
「塩鮭」(女声三部)
作詞:持田勝穂、作曲:森脇憲三


長野県立長野高等学校(参加22校)
組曲「富士山」から
「第5曲(宇宙線富士)」(男声四部)
作詞:草野心平、作曲:多田武彦


山梨県山梨英和高等学校(参加10校)
「時無草」(女声三部)
作詞:室生犀星、作曲:磯部俶


神奈川県立横須賀高等学校(参加14校)
「子どもの詩による13の歌」から
「先生のネックレス」/「かめ」/「みそしる」(混声四部)
作詞:松井ゆみ子/大しまあきひこ/尾田じゅん子、作曲:三善晃



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EXILE ATSUSHIのNコン特番の再放送は9/28です/心に残る合唱校の顧問・作曲家の言葉

昨日のNコン特番なかなか良かったですね。
宮崎の中学校のシーンはホロリとしました。
見逃した方も28日(日)に再放送があるので、
ぜひご覧になってみてください。
(追記)東北6県は別番組とのこと。


9月28日(日)
午後4:15~ 4:58(Eテレ)
EXILE ATSUSHIが書き下ろした楽曲「桜の季節」。
ATSUSHIが中学生のために、自らの10代を思い出しながら手がけた歌だ。
番組では宮崎県の山間にある中学校をATSUSHIが訪れ、
生徒たちの思いをじっくりと聞き、心からのメッセージを送る。
歌によって思いを通い合わせていくATSUSHIと中学生たちを描く。





今日は3年前の更新記事ですが、
先生方の言葉がいい言葉ばかりなので、
新たにいくつか加えて、再掲します。
出典元は過去の「教育音楽」等です。


自分の声の美しさに
気づかせてあげればいい。
※郡山第二中学校時代の言葉です。


自分の声の美しさに
気づかせてあげることで、
声も耳もよくなる、
ともおっしゃってました。
当たり前のことのように見えて、
学生時代の貴重な時期の「声」が
勿体ないなぁ、と思う歌い方が
少なくありません。
シンプルだけど、
とても心に響く言葉です。



私の仕事は全体の調和を図ることで、
力を合わせて一つの音色を作るのは
生徒たちです。


高校生ともなると、
ある程度は生徒の自主性に
任せられるようになると思います。
生徒自身で音色を一つにし、
その調和を図るのが先生、
この連携が全国常連の秘密なのかも。



何より大切なのは、
洋の東西、ジャンルを問わず、
良い作品にめぐりあうこと。
※安積女子高等学校時代の言葉です。


作品の世界に少しでも
近づこうとする姿勢を養い、
各自の持っている能力の
すべてを出し合うことにもなる、
ともおっしゃていました。
偏ったジャンルだけでなく、
幅広いジャンルの歌を歌うことは、
自身の音楽性を豊かにするだけでなく、
聞き手を選ばない合唱団へと
成長することにもつながるのかも。



“聴いていていい曲”と、
“現在のレベルで消化できる曲”
は違うはず。小曲でもいいから、
心に残る曲を歌わせてあげるべき。


適切な選曲については、
昔から問題になっている部分です。
入賞校の演奏を聴いていて、
すごいな、自分の合唱団も歌いたいな、
と思うのは仕方ないことなのかもしれませんが、
ちょっと立ち止まって、
それが本当に十分演奏できるものなのか?
過去でもいいので他にふさわしい曲がにないのか?
考えることが大事なのかもしれません。



一日に一度でも良いので、
“いい声が出せた”、
“音がキレイに合った”
という体験を持つこと。


小学生のこの体験は大きいかもしれません。
この言葉はとても印象に残っています。
練習する上で、達成感や成功体験は
たとえ小さくても嬉しいものです。
一日に一度だけでも体験して、
合唱を好きになって欲しいです。



現在の合唱界の傾向を、
中高生に向けないで欲しい。
大向こう受けや表面的な
仕上げのよさだけを狙わない、
中高生の真摯な演奏の中に
熱い感情が燃えた、命輝く合唱を。


本物志向というか、
極度の難曲志向というか、
あれ?と思うような流れが
学生のためのコンクールの
裾野まで広がっているのが、
素人なりに気になることがあります。



先生方は縦書の詩を原形のまま
完全に覚えるまで読んだのか?
楽譜として覚えることに専念したのでは?

歌っている詩が・言葉が
発音記号で聞こえてくるような、
曲の流れを止めた「しなやか」でも
「かろやか」でもない演奏が多かった。


自身の昭和57年の課題曲「景色がわたしを見た」を
全国コンクールで聴いた感想から。
ドキっとされる先生方も多いのでは?
まずは詩をとことん読み込むことは
とても大事なことだと思います。



小学校の一番最初の学校の
課題曲が始まったとき、
困っちゃったんですよね。
あんまり上手くて、かわいらしくて。
これはどうなるかと思ってね。
あとこういうのばっかり続いたら、
どう審査したらいいかと思うくらい、
とってもよかったですね。


昭和55年のNコン番組からの言葉です。
こういう感想が審査員から聞けるのは、
小学校の部ならではだと思います。
こんな感想、また聞きたいです。



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【定演情報2015】宮崎学園合唱部定期演奏会が2015年3月27日に開催予定

来春の話題ではありますがご紹介します。
今年度も宮崎学園の定演が開催されるそうです。
今年もNコン全国大会出場が決まっていますが、
その演奏が生で楽しめるチャンスです。

「共演者」と「方舟」はほぼ確実に聴けるはずですし、
「桜の季節」やその他ポップスも聴けるかもしれません。
合唱曲に精通してなくても楽しめる演目が多いのが
宮学合唱部定演の特長でもあります。
有川先生の流麗な指揮姿も楽しみの一つです。

私もここ2年連続行けてないので、
今年こそは是非行けるようにしないと。


2015年3月27日(金)
18:00
18:30
メディキット県民文化センター



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