昭和58年度Nコンの一般公募課題曲の入賞作品にはどんなものがあったのか?
昭和58年度の課題曲の詩は
Nコン50回記念大会ということで、
一般公募で選ばれました。
その一般公募の入賞作品は
どんな作品があったのか見てみます。
【選考委員】
岩谷時子、片岡輝、薩摩忠、
谷川俊太郎、山川啓介
【入選】
◎「時間 」前田祐美子(愛知県一宮市立南部中学校3年)
◎「心の馬 」三石真弓(長野県飯島町立飯島中学校3年)
◎「そして、みぞれは 」伊藤民枝(岩手県立花巻北高等学校3年)
【佳作】
◎小学校の部
「ほら、教室は宇宙だ」(18歳)
「地球がどんなに丸くても」(22歳)
「やぶのオーディオルーム」(56歳)
◎中学校の部
「海になりたい」(13歳)
「消えた八月」(16歳、栄谷温子)
「グリン・ゲイブルズのアンへ」(13歳)
◎高等学校の部
「夕やけに心をこめて」(18歳)
「一つの願い」(17歳)
「遠い人々」(47歳)
【所感】
入選作が全部学生なのは、
意図的ではなく偶然だそうです。
平成5年の一般公募では、
成人以上のみの入選だったのに比べると
学生が大健闘ですね。
ちなみに入選作が課題曲完成時に
変更となった点がいくつかあります。
◎「時間」
・いまはきゅっとひとひねり→いまはもうひとひねり
◎「そして、みぞれは」
・タイトルが「みぞれ」に変更。
・雪にはなりきれず→雪にはなれぬ
・一心にさがしもとめ→一心にさがしつづけ
・しかしいつしか寒くきびしい夜が明けて
→けれどいつしか夜が明けて
・輝く白さに満たされながら
→本当の白さで輝きながら
語調をよくするためでしょうか、
「みぞれ」は特に変更が多いです。
あと、中学校の部の佳作である
「消えた八月」も楽曲化され、
自由曲に選んでします。
1位になるなど、人気の合唱曲です。
広島への修学旅行での体験をもとにつくられ、
消えた八月とともに運命をともにした
青春へのレクイエムを歌い上げている
と選考委員から評されました。
【参考文献】
「教育音楽」中・高版 1982年
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