壊れる地球
米の竜巻の背景に地球温暖化があり、極端気象は日本でも発生しています。
米オクラホマ州を襲った猛烈な竜巻(トルネード)。地球温暖化が原因の一端と
考えられます。今後、日本付近でもこうした竜巻に加えて強大なスーパー台風、
局地的に激しく降るゲリラ豪雨などの「極端現象」が発生しやすくなるとの見方
が強くなっています。
防衛大学校の小林文明教授によると、米国でこうした寒気の南下が
「過去3年間ほど頻発している」とのことです。日本でも昨年5月、寒冷渦が
引き金の一つとなって国内では最強の「F3」に分類される竜巻が発生しました。
つくば市などを襲い死者を出しました。寒冷渦は上空を吹く偏西風が大きく
蛇行する時に出来やすいものです。今後も日本付近でも寒気がたびたび
南下しており、注意が必要です。
偏西風の大きな蛇行は、複雑な要因が絡み合います。太平洋の海流や水温は
10年前後の単位で自然変動し、大気の流れはその影響を受けています。これに
温暖化によるインド洋などの海面水温の上昇、北極海の氷の減少などの要因が
かさったと見られています。
筑波大学の田中博教授は夏の北極海の氷が減ると冬に寒気が中緯度に流出
しやすくなるとの分析を示しています。近年の氷の激減が寒冷渦の頻繁な南下に
繋がっていると見られています。寒気の一部は初夏まで残りこともあります。
今後竜巻や台風の発生頻度が増えるとの指摘もあります。気象研究所の加藤
輝之室長は、2090年前後までに大気中の二酸化炭素濃度は約2倍になる
と仮定しています。春から秋に風速50m以上の竜巻の発生頻度が西から
東日本を中心に2~3倍に増える可能性があるととの結果を得ました。
日本の竜巻は台風接近時に多いといえます。名古屋大学の坪木和久教授は
1分平均の最大風速が66.9m以上のスーパー台風の発生が60~70年後
に4倍になると予測しています。高知大学の佐々浩司教授によると、台風が
沖合に離れていても外側の発達した雲から竜巻が起きる場合があるとしています。
このような、地球規模の大変化を、地球人が真剣に受け止め対応し、大至急
対応しなければなりません。他の事は後回しでも、これからの地球を守って
いかなければなりません。これがなければ心豊かなライフスタイルは実現
できません。