137億年の物語
宇宙が始まってから137億年たちました。その全歴史をクリストファー・ロイドが
「137億年の物語」という本にまとめました。理系と文系が出会った始めての歴史
書です。この本のまとめには、次のように書かれています。
経済成長が永遠に続くという信念は、資源がいくらでもあることを前提としています。
資源が有限で、残り少なくたった状況の中での対応はどうあるべきでしょうか。
唯一、実現可能で、理にかなった解決策は、人口がこれ以上増えないように慎重に
管理して、エネルギーをあまり使わない昔ながらの生活に戻ることでしょう。とはいえ、
この問題が政治の場で自由に論議されることはほとんどありません。
ダーウィンの結論は、人類は、あくまでも自然の一部として進化してきたというもの
でした。今こそ、ガンディーやその支持者達が示そうとした自然の恵みの範囲内
での暮らしを、再び学ぶべきときなのかも知れません。
電源を切り、電灯を消し、車を売り払い、野菜を育て、歩いて仕事に通い、地元の
小さな小学校で子供達を教育し、手仕事を覚え、必要なものだけを買い、近所づき
あいをし、娯楽としては、トランプをしたり、子供に物語を語り聞かせたり、演劇や
ダンスをしたり、戸外に隠れ家を作ったりする、素朴で伝統的な暮らしに戻るという
のはいかがでしょうか。
とはいうものの、人間が他のあらゆる生物と同じように進化してきたというダーウィン
の結論からすると、人間は本来、そのような長期的で合理的な計画に沿って生きる
ようにはできていないともいえます。地球上の生物はどれも、競ったり強調したり
しながら場当たり的に生きています。強い者は生き残り、その恵まれた形質を
子孫に伝え、弱者は衰え、やがて絶滅します。そうやって、生物は進化してきました。
もし、地球の天然資源が使い尽くされ、資本主義が終わりを迎えることになったら?
もし、人類が、その進化的な本能ゆえに、今後も目先の物欲を抑えることが
できないとしたら?
マルクス、マルサス、ダーウィンによるこれらの警告が現実のものになるとすれば、
彼らの予言は、地球の生物が繰り広げるドラマの次の章で、主役を務めることに
なるでしょう。
心豊かなライフスタイルは、上記のことを踏まえて、大至急すべての人類が
行わなければなりません!