おとなの発達障害かもしれない!?

森島明子

大人の発達障害の本を探していた時に見つけたマンガ。

発達障害の漫画家さん自身のことを描いたもの。


結論が出ていないところが、

もどかしくも、真摯に向き合った感じがとても良かった。

なかなか薬のことも描きずらいと思うが、

ありのままの経験談があり好感が持てた。


私自身も発達障害なのかもしれないと思った。


大なり小なりグレイゾーンの人はたくさんいそう。


実際のところ脳の異常で発達障害だったとしても

生活に支障がなければ良いのだと思う。

いや、多少支障があったとしても

周りでフォローしたり、

そのことで思いやりが生まれたり、

そんな優しい世界を望んでしまう。


胚培養士ミズイロ1.2.3

おかざき真里

不妊治療があることはもちろん知ってはいるが、

胚培養士という職業は初めて知った。


精子と卵子を採って培養させる人。


不妊治療についてはずっと結論が出ない。

良いことだとも悪いことだとも。


でも、私の中では不自然さが拭い切れず

人の生命の誕生を人が手がけることの違和感はずっとある。

科学や医療でどうこうしてよいものなのか?


生まれてきた命を精一杯大切に扱うことの尊さは素直に受け入れられるが、

作り出すことに踏み込んでいいのか?と。


胚培養士になる人は、

そこの違和感を常に抱いて考え続けて

忘れて欲しくないと思う。








文字が大きくて読みやすい。

見開き2ページで一つのテーマについて書かれている。

左側には図示したり表にしたりまとめが書かれていて、とても見やすくわかりやすい。

表題の「うつ」だけでなく、

一般的な症状においても必要だと思われる栄養の知識が容易な表現で記されている。

一度読んだだけでは頭になかなか残らないが、

すべて短い単元なので、

目次で必要な部分を何度も読み返したいと思う。

とてもいい本だと思った。