0417 Nゲージ黎明期のトミックスカタログ | ㈲保土ヶ谷車輌

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戦車プラモデル製作と第1世代ミニ四駆。ロードスターのブログです。





皆さまご無沙汰しております。昨日の黄砂により、愛車のニクキュー号がタミヤの新製品のⅣ号戦車の迷彩みたいになった管理人でゴザイマス。
戦車プラモの方は製作中ではあるのですが、とあるコンペに出展する関係で現在SNSで何処まで掲載して良いか確認してから、こちらに掲載する予定にいたします(掲載NGの場合はしばらく他の記事になると思いマス。)。


今日は奥歯が痛むので、早朝より歯医者さんに行っておりました(虫歯ではなく、歯のクリアー層にゴミや埃が入って肉離れが起きたというプラモの塗装みたいな話でしたよ(;´Д`))。で、歯医者さんの帰りにトレッサ横浜(トヨタが経営しているショッピングモール)に寄り道して、鉄道模型の中古店(ポポンデッタ)で1977年版のトミックスカタログが格安で売っていたので、本日ゲットして来ましたよ。




カタログを見ると、1977年のトミックスのラインナップは113系と583系が発売前で電車がゼロ。ディーゼルカーはキハ02レールバスのみ。電機がED61とED75。線路は直線がS280とS140、S72.5とエンドレールの4種類。カーブがC280-45とC317-45、ポイントの補助曲線C541-15の3種類。他に左右電動ポイントのPR(L)541が2種類で全部で9種類しかなかった事が判りました。上の写真のレイアウト(※分かりやすく言うと鉄道模型が走るジオラマのコト。)はカタログや広告に良く載っていたんですが、まさかたった9種類の線路で構成されているとは驚きです。もう1つ上の写真で注目して欲しいポイントがあって、手前の客車編成にオユ10が、一本向こう側の編成と奥の編成にスロ(フ)62が連結されています。おそらくはグリーンマックスのキットを組んだモノだと思いますが、35系は他社製品と連結して遊んでねとメーカー自ら示しているのは興味深いところです。




トミーは元々は香港のバックマンというところのNゲージを輸入して鉄道模型を開始していたそうで、しばらくトミックスブランドで併売していたそうです。ちょっとビックリしたのが、バックマンのカーブが半径192ミリを基準としていた事です。現在のNゲージの標準的な半径がトミックスのファイントラックが280㍉(C280-45)でカトー(関水金属)のユニトラックが315㍉(R315-45)となりますので、如何に急曲線になるかとご理解頂けるかと思います。で、昔からNゲージで言われていた場所をとらないので、レイアウトが作りやすいという文言は、先にこの急曲線があって、後から標準化した道床付き(※どうしょう。線路の砂利が土台として付いてる線路)がだいたい30センチ位だったので、場所をとらないが1人歩き(2000年位から言わなくはなりましたけどね。)したと言う事が今回改めてわかりました。タミヤニュースとかもそうですが、昔の出版物の情報って、何でもある現在(だから不器用な管理人がプラモ作れるんですけれども。)と違って、当時の創意工夫が判って面白いですよね。

画像全部載せるとかは出来ませんし、問題があれば即削除する事になりますが、今回ブログ内外でリクエストがあれば、過去のカタログやフリーペーパーなどの掘り起こしはまたやろうかなと思います。