今回はご近所長崎県長与町

長与の町名の由来は神功皇后が
琴ノ尾岳滞在中に眠れずに
「長い夜」だと言ったからとか
地形が「長い入り江」だからだと言う説があるそうです。
神功皇后伝説は各地にありますが
「地域おこし」的な作り話も多いそうです

(江戸時代も旅行や観光雑誌などありましたから…)
歴史を見ているといつの時代も作り話がうまい人っているんですよね

それを昔の人が
「本当に?」と疑問を持つことは難しく
更に調べるのはもっと大変なので
(学校が無かったですもんね)
有名な人
頭のいい人
お金持ちの人
武力のある人
口のうまい人(笑)
の言うことを
「へえ~そうなんだ」
と思った方が楽で
自分も賢くなったように思うので
創作は数百年の時を経て、あたかも史実のようになっていきます

私は「歴史の事実」が好きですが
しかしこう言った「創作の伝説」も人間が行った行為として面白いと思っています

まぁ、嘘かほんとか…どちらでも影響は無いことも多いですが
(^_^;)
読書に例えると
実話の本を読むか、創作の本を読むか…
でもどちらも読書(^^)
と言ったところでしょうか

オマケを書くと
長崎にゆかりのある「龍馬がゆく」などは、中々の脚色で有名ですね。
(売れるように読み手が喜ぶように)
作者の司馬さんの長崎取材に、
長崎学の重鎮の先生が同行した際
「まぁいいんじゃない?そんな事も言っててもいいよね」
的な感じの会話があったそうです。
事実の証拠はなくとも、無かったと言う証拠もない!から

直接その重鎮の先生からお聞きしました


↑こちらはユキノシタ(生薬名:虎耳草)が咲いていました

大大大好きなお花です

子供の頃野生種を実家に移植したら
色と大きさが変わってしまいましたが

葉は天ぷら
加熱調理
サラダ
薬草にもなる
常食したい、ありがたい植物


↑そして琴ノ尾岳の展望所

諫早市と長与の境目です(^^)
見えるのは長崎市の山々です

左から帆場岳(三ツ山)
彦山
烽火山
金比羅山
長崎港&女神大橋
稲佐山など…
わからない山もあるのでお許しを…(^o^;)

↑下り始めた所からは海上空港の長崎空港が

そして射程圏(長崎市)外の山々(^o^;)
眼下の海はわが大村湾(琴の海)

(山や海には名前が有るのに、空には無いんでしょうか。区切りとなる目安が無いからかな。)
琴ノ尾岳は琴の海が由来説あり。
(尾や鼻はしばしば地形の先端を表すのに用いられます)

↑みかんのだんだん畑を登ったりくだったりして、扇塚公園を通り過ぎると
典型的リアス式海岸(よく見えないけど…)のある西彼杵半島が望めます。
琴ノ尾岳は
多良山系、
雲仙の山々、
長崎市の山々、
西彼杵半島の長浦岳
などを望むことができます

昔は烽火台がありました。
野母崎の権現山→烽火山→琴ノ尾岳→多良岳→諸藩へと伝えられました。
でもあまり使われませんでした。
そんな事を考えつつ
心細い山道を長々歩いても
中々毘沙門天王社につかないので…
初めてのルートだし不安になって来ましたが…


↑ああーっ
道しるべ



こんな所に

親切な昔の方がいたんですね(^^)
そして昔から使われていた道なんですね!
もしかして神功皇后も通った

(ほ~ら伝説に乗っかっとる
でもこうやって想像すると楽しい事は確か
)


道と言うものは今は当たり前に在るものですが、
実に有難い存在だと言う事を忘れてはいけません

迷ったかと不安になっていましたが、
昔の人の親切さに胸を打たれました

道があっているのかは置いといて…

※三丁(町)二十間(けん)=約363.6mくらい

(一丁=60間)
こういう道しるべは長与の宝ですね

いつまでも大切に…

さて進むしか無いので進んでいると…

良かった…
長与の毘沙門天王

(さきほどの鳥居は上からしか行けないんだ!)
え
と言う事はまた登るの


でも森林やツツジなどの
甘く美味しい香りをたしなみながらの登りおり

贅沢な事ではありませんか



でも(;_;)
船いっぱいの長与川が見えたときはホッとしましたよ~(;o;)