長崎四福寺 興福寺① | 小さな幸せと長崎♡

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長崎市の神社へ全部行こうとするブログです♪
【只今到達率 99.8%】
※ブログにしていない物も含む。

それ以外にも行っています。

たまにほかの市も☆

❀ランニングもしています♪



私はいつも神社巡りをしていますが、もうすぐ2月5日、ランタンフェスティバルもあるし唐寺(とうでら)へ行ってみました!

日本初の唐寺、中国人の真円が開基の興福寺(こうふくじ)です。
↑堂々たる山門!赤い!
右の絵はこちらの三代目(←初め公開したとき間違えてました、スミマセン汗)四代目、ご存知「隠元隆琦(いんげんりゅうき)」です。

隠元さんはその後京都へ。

前後して、二代目は眼鏡橋を架けた黙子如定(もくすにょじょう、中国人)です。

信徒の出身地から南京寺、あるいは赤い塗装なので「あかでら」とも呼ばれます。
↑もうランタンが取り付けられていました。(作業中でした。)

こちらは「媽姐(まそ)堂」です媽姐は航海の神です。
中国では観音菩薩と見なされることもあるそうです。
 こちらには媽姐とその随神の千里眼と順風耳(じゅんぷうじ)の像がありました!

しかし神仏習合って、日本だけじゃなかったんですねえびっくり
よく考えればキリスト教も土着の信仰と交ざっていたのだから、こう言う習合はどこででも起こりうることなんですね。
↑こちらは旧唐人屋敷門。
国指定重要文化財。

長崎の中華街の近くに、中国人版出島と言う感じの敷地があったのですが、そこの門を興福寺へ移したそうです。

ちなみに今の長崎の中華街は、昔は埋め立て地の「蔵(倉庫)」で
唐人屋敷はその名の通り住む所でした!



↑大雄宝殿(だいおうほうでん、本堂)。
純粋な中国建築物。
国指定重要文化財。

中は、釈迦如来を祭っています。
キョンシー映画を思わせる、ここが日本であることを忘れてしまう様な豪華な内装!!

撮影禁止なので、来崎の際は是非ご覧いただきたいと思います!
↑氷裂式組子(ひょうれつしきくみこ)と言う丸窓です。

説明によると、昔はステンドグラスのようにガラスがはめ込まれていたそうです。

しかし原爆で壊れて、復元に至らなかったそうです。
ステンドグラス大好きなので、中国風のステンドグラスを見てみたいものです。
↑黄檗(おうばく)天井
↑木魚の原型
↑御手洗いのこと「東司」って言うらしい!?

↑レンガ造りの建築も。
↑また別のお堂に、至聖先師(孔子)の位牌など。
他の位牌は孔子の弟子のものでしょうか?
↑そこの聨額の彫刻は龍が。
「表師世萬」(右から。ばんせいしひょう。ずっと人々の模範となる先生と言う意味で、孔子のこと。)とかかれています。


興福寺で仏教(釈迦)、儒教(孔子)、道教(媽祖)を見ることが出来ましたニコニコ
聞いた話ですが本場中国の黄檗宗寺院では、このように1つの寺院に他宗教のチャンポンはされていないそうです。

長崎オリジナルみたいです。

長崎の唐寺は、中国商人達が船に乗せていた媽祖像を、
貿易期間中だけ陸に揚げて(菩薩揚げ、ぼさあげ)安置する、
小さなお堂から始まったそうです。

②へ続きます!