第3話:「賃金水準は適切か?」
こんにちは
NBLA講師のホリコンこと堀内智彦です。
さて、「賃金水準」ですが、人件費を人数で割れば求められます!
「人件費=1兆2218億円・・・①」
「職員数=85,646人・・・②」
「賃金水準=①÷②=14,265千円/年間・人」
果たしてこれで良いでしょうか?これは正確には「人件費の平均値」です。
実は、この①という数字は人件費です。
人件費とは人に絡む費用ですので、
その大部分は給与手当(賞与含む)ですが、
これに法定福利費(労災・雇用・健保・年金などの会社負担分)
やさらに退職給与(在職中の人は年度末に退職したと
仮定したときの必要額が計上されているようです。)などが加算されています。
まあ法定福利費と退職金の年間負担分の合計割合を仮に30%とすると、
「推定賃金水準=①÷(130%)=10,873千円/年間・人」
余裕で1,000万円
の大台を突破です。
いかがでしょうか。
上場企業の平均年収が657万円、
中小企業の平均年収が437万円といわれていますから、
金額的にはかなり多いのは確かではないでしょうか?
-もちろん。このようなことを理解した上で、
職員になった方は難しい試験をクリアして
現在の職についたのでしょうから・・・。
筆者は過去は否定しません!
ということで、
「公務員の給与が高いか低いか?」
「民間と比較してどうだ?」
とかいう議論は他の方に譲るとして、
筆者が指摘したいのは、
「企業経営」としてみた場合は、
経営の安定と継続的繁栄を図る上で、
その負担した「人件費に見合う付加価値」を企業自体が生み出しているか?
そして生産性が高いか?低いか?
ということを本質的に議論することだと思います。
(注)退職金は、旧税法基準では、年収の6%程度を積み立てるのが、
一つの目安になっています。
例えば、中小企業の平均年収が仮に上記の437万円として
(統計上問題があるかないかは別として)、
毎年の積立額?437万円×6%=26.2万円、
およそ40年間フルに勤めると、
「26.2万円×40年間=10,488千円=退職金」
どうですか?
中小企業で退職金が出ないケースも多々ありますが、あながち実態金額はこれくらいのもので、
それほど現実離れした数値ではないと筆者的には思います。
つづく。