夜明け前。 -380ページ目

0576







瘡蓋










取れ掛けた瘡蓋を、思いっきって剥がしたら

また、新しい瘡蓋が出来上がった。

この傷に、蓋なんか、必要ないってのに。







0575









茜空








雨の音が、心地よい静かな夜。

なんだか、物凄く君が恋しくて

君との記憶を辿っては、溜息ばかりをついてしまう。










0574







狭







君を、想えば、想う程

僕の視界や路が狭くなる。

だけども、僕は、君を想う。


強く、強く、想えば想う程

目の前が真っ暗になってしまうんじゃないかと思うんだ。

だけども、君の事しか考えられない。