夜明け前。 -357ページ目

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向日葵





君は、憶えているだろうか。

真夏の空に咲き誇るあの向日葵畑を。


寝坊した僕を君はクラクションを鳴らして、急かして海に行ったあの夏の日。

ぼんやりしていても、眼が合うと微笑みあい、

僕が口づさんだメロディーを、君は眼を細くしながら聴いていた。

また一緒に、来年も行こうというありきたりな約束をし、

火照った肌を重ねた、あの夏。


一番、楽しかった季節で、一番幸せだった時期。






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赤






君の唇

君の頬

君の心



全てが真っ赤に染まれば良い。

僕が好きな赤に。












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夕焼け






君との想い出は、雲の数だけ。