01096
ねぇ、見ている。ほら、星が光ってるのを。明日は心も空も、素敵な青。
本当だ、今日はスゴイあおぞら。君が口ずさんでいた、シーナリンゴの、あおぞらって曲の歌詞のようだ。と、朝から僕は想ったんだ。星が光るのを、一緒に眺めた。そして、一緒に本を読んだっけ。昨夜の僕ら。
君が読んでる本を僕が朗読して、君はそれをじっと静かに聴いてたっけ。しばらく読んで、読み疲れると、本の話をした。君が読んでいる本の、途中から僕が朗読したもんだから、君はざっくりとあらすじを話してくれた。なんだか、僕も同じ本を読みたいなって、あの時は想ったんだけど、今朝になったら、全部読み終わったら君から借りようって想うんだ。
ねぇ、見てる。ほら、今日は物凄くあおぞらだよ。君が歌っていた通りの、あおぞら。
君も、見てるだろうか、この青い空を。冷たい風を、感じているだろうか。そして、僕を。


