夜明け前。 -184ページ目

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誰かの言葉で、涙を、流したいって、想う時、ある。だけど、大人になってしまった僕は、よっぽどじゃない限り、涙なんか流さないで、過ごしています。そして、男は、涙は、見せるもんじゃないって、想うし、ね。


















でも本当は、泣き虫なんだ。僕って人間は。








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すっかり風も、冷たくなってきちゃって、ああ、本当に秋なのかもしれないなって、感じてるんだ、最近は。だって、虫もね、鳴き声が、秋だもの。葡萄だって、美味しいし、柿なんかも出始めちゃったりさ、秋刀魚だって。すっかり秋を身近で感じてしまっていたりして、ほんの少しだけセンチメンタルになってるんじゃないかなって、想っていたりする僕なんだ。どうして、秋って、こんなにちょっぴり切ない気分になるんだろうか。よく、わかんないや。君が横にいないのも、秋だと、余計に寂しく想ったり、するんだ。









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求めたい時に限って、相手が、すぐ横にいない。って、甘えたい、話したい。身体を委ねたい。って時に限って、傍にいないものなんだよなって、今、つくづく想う。本当に求めてる時に、傍にいれるのって、重要だよなって、想ったりもするんだ、今、本当。