夜明け前。 -152ページ目

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  夜明け前。







冷たい水のシャワーを浴びたら少しだけぼんやりした頭がすっきりしたんだ。そして、なんだか冷たい皮膚が心地良くって、そのままぼんやりベットに横になったけれど、こんなに天気が良いのに、ごろごろしてるのも悪くないや、なんて想いながら今まで僕は過ごしてたんだ。聴きたい曲もないから、耳障りにならない音楽をかけて、目を閉じた。君の事ばかり考えてしまう。今頃、何やってんだろうか。今頃、どこにいるんだろうか。ケイタイに手を伸ばしたら、猫がケイタイを枕に気持ち良さそうに眠ってた。今日は、このままで、良いや。先週、十分過ぎるくらい君を独り占めしたんだから。本音は違う、逢いたい。だけど、うん。大人になってしまったのかもしれない。我慢が、出来るようになってしまったような気がする、ここ最近。我慢っていうのかな。距離というのかな。情熱が冷めてしまったのかな。いや、そうじゃない。情熱は、ある。でも、めらめらと燃えてはいないのかもしれない。冷たいシャワーを浴びちゃったから、僕の心も冷えちゃったのかな。あとで、熱いシャワーでも、浴びよう。









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6月最後の土曜日を、まったりゆっくりのんびり過ごしてるんだ。氷を沢山入れた麦茶を飲みながら、ああ、まだ夏には少し早いんじゃないかな、なんて思いながら、風鈴の音を恋しく想う。花火の、火薬くさい煙も、なんだか少し恋しいなって、さ。もうすぐ、だね。夏は、すぐそこまでやってきちゃってるもの。肌なんか露出しちゃってさ。みんな、大胆になって、道行く女の子に、眼が奪われる夏が、またやってくるんだ。









  夜明け前。







出来れば君は、露出しないで欲しい。肩とか、胸元とか。だって、それって、僕だけのものだから。俺みたいな男が、君の胸元なんか見てにやにやしちゃうのだけは、嫌なんだ。って、自分勝手な僕。だけど、大事な宝物って、誰にも見せたくないものじゃないかなぁって、そう想うんだ。自分勝手だろうと、エゴだろうと。いいのだ。











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先週の金曜日って、何してたっけ。なんて言わなくたって覚えてる。君と、一緒に居た。今週は、一緒じゃないけれど。今週も逢いたい。毎日逢いたい。そんな気持ちが、ある。だけど、逢えないなら、逢えないなりに、僕は僕の時間を過ごして、君は君の時間を過ごす。君が居ないと、寂しいけれど、だけど、それはそれで、楽しく過ごすんだ。だって、君が居ないと楽しくないなんて、そんなのつまらないじゃない。君が居ると、もっともっと楽しいって事。









  夜明け前。











酔いしれる。って、アルコールだけじゃなく、本の世界に酔いしれるってのもあるし、恋愛に酔いしれるってのもあるし、自分に酔いしれるってのも、ある。何にでも、どんどん酔っちゃってー。大人だもん。