夜明け前。 -137ページ目

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少しだけ、涼しくなってきて、秋が、本当にやってきてるんだなぁって感じた今日。冷蔵庫には、葡萄が入っている。いつ、食べようかなって、想いながら冷蔵庫の中の葡萄を想う。いつだって、何だって、僕は何かを想ってなくちゃ、だめなのかもしれない。な。葡萄、今年もまた、葡萄の季節がやってきたんだ。












  夜明け前。








季節は巡るけど、いつだって同じ季節なんか、ありやしないんだ。ループ、してるのは、僕の想いだけなのかもしれない。どこにも、進む事の出来ない想いを抱えたまま、過ごしています。出口が、ないわけじゃなく、出口があるのをわかってても、あえて出口に向わない僕がいたり、するんだ。













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曇りのち雨だったくせに、晴天で寧ろ、暑かった今日、天気予報を信じて洗濯をしなかった事を後悔しながら、過ごしてたんだけど、夕方黒い雲がやってきて、いつ降ってもおかしくなさそうな空に、傘を持ってきていないのだから、家に着くまでは降るな、降るなって、そんな風に今日は一日中天気の事ばっかり気にして過ごしてたんだ。平和な、一日なのかもしれない。天気予報士に、なれば良いのにって昔誰かが言ったっけ。それくらい、僕は好きかもしれない。天気が。でも、自分で予報するのは、ちょっとつまらないような気がして、天気予報士の勉強はしようともしなかった。だって、気楽だもの。天気予報を見て、外れただの、当たったなぁって想ってる方が。










  夜明け前。









9月、始まったね。








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  夜明け前。






何が哀しいってさ。もう8月が今日で終わってしまうって事実と、君の事がすきで好きで、たまんないっていう気持ち。でっかいんだよね、俺の中で。ほら、夏の終わりの台風がさ、やってきちゃってて、なんだか街も、雨も、虫も、なんだか忙しなくってさ、なんだかばたばたしちゃっててさ。最後の日だってのに、ね。世界の終わる日のような、なんだかおかしな夜だから、少しだけつまらないTVロウドショーなんか見ながらアルコールを愉しんでるんだ。猫と、一緒に。ラーメン食べたい。なんだかラーメン食べたいって、毎日想ってる。そして君に逢ったあの時間を想い出して、早くまた逢えないかなって想うんだ。次の約束なんか、しなかったのに、今日君と次の約束をしたんだ。早くその日にならないかなって、僕はもう、その日の事と、ラーメンの事ばかり考えてるんです。さっきから。




0時に消える東京タワーの灯りを眺めながらKissをした8月最後金曜日の夜を僕は忘れない。