「革マル派」中央官僚は、フランスのマリーヌ・ルペンの極右「国民連合」などを、「親ロシア派」だ、と言って非難する(「解放」第2826号)。

 何という錯誤・錯乱・狂乱!

 彼ら中央官僚にとっては、敵はロシアであって、独占ブルジョアジー=自国国家権力ではないのだ。

 彼らは、こう言うのだ。

 「いま欧州諸国においては、「ウクライナ支援をやめよ、国内経済対策を優先せよ」などと自国第一主義を鼓吹する親ロシア派の極右勢力(フランスの「国民連合」やドイツの「AfD」など)が跳梁跋扈している。」と。

 これは、積極的には、フランスのマクロン政権は、労働者階級が窮乏化するのはものともせず、ゼレンスキー政権への軍事支援のために国家資金をつぎこめ、と要求するものである。これは、国民連合が、ウクライナ軍事支援をやめて、下層労働者を救うために国内経済対策を優先せよ、などと言うのは、自国第一主義であり、親ロシア派であって、こういう連中が極右なのだ、とルペンを非難するものである。これは、マクロン政権は、極右や左派に妥協して年金の支給年齢引き上げを撤回することなどはせず、労働者・勤労農民・年金生活者などが生活苦におちいることには目もくれることなく、社会保障を切り下げ、失業対策などにカネは出さず、それで得た国家資金で兵器をゼレンスキー政権に供与せよ、とわめきたてているものなのである。

 彼ら中央官僚は、労働者階級の利害とは無縁である。彼らは、西側帝国主義勢力の利益だけを考えているのである。彼らにとっては、自国の労働者・勤労者・年金生活者のことを考えるのは、自国第一主義なのだ。

 このような連中を一掃しよう!

 

 

 

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